税金
9万円 519万円
みなさん、これ何の数字だと思いますか。
これは、年収400万円と年収2500万円の、所得税です。
そして、
年収400万円は80万円、年収2500万円は1000万円が税金として取られます。
日本は、超過累進課税といい、段階的に税率を引き上げています。
そのため、とある水準を超えると、額面が減ってしまうという事態が発生するため、控除額を設け、調整しています。
例えば、年収1800万円以上は、税率40%で控除額が2796000円です。
断言します。日本で、給与として1800万円以上取るのは、かなりキツイです。
というのは、
官僚の給与を想定した850万円の税率が23%に対して、17%も多く支払わなければならないからです。
年収900万円以上の、超過累進による住民税などを含めた、実質税率は約50%です。
つまり、1時間働いたら、”30分は税金”のためということです。
経営者が、役員報酬を敢えて引き下げるのも、給与所得に対する税率が高いからです。
それに、対して、
株式を売却して生じた譲渡所得の税率は一律20.315%となっています。
(少額投資非課税制度、通称NISAはかかりません。)
なので、キャピタルゲインで得た、お金は手元に残りやすい。これは事実です。
しかし、ほとんどの、日本人はその余剰資金がありません。
うまくできています。日本人は、生かさず殺さず状態です。
ある程度、満足のいく給与、そして余暇、それらを浪費し、いつまでも豊かにならない。これが現状です。
ちなみに、日本で年収2000万円オーバーは、ほぼ不可能です。
なぜなら、それは、代わりがいたら払われない金額だからです。
外資系や一部大手に行くか、フルコミッションで働くかしかないです。
そんな、彼らが、多額の税金を払う、これが、日本の実態です。
みなさん、美味しい話なんてない。地道に生きましょう。
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