人に優しくするには
最大限、相手を、好意的に解釈せよ
今の、日本って、
何か、怒っている人、多くないですか。
あまり、裕福でなかったりとか、嫉妬する人とか、
仕事が、上手くいかなくて、誰かに八つ当たりする人とか、
そうやって、イライラする人って、多いと思うのですよ。
でも、もし怒らなくて良いのであれば、皆、怒りたくないですよね。
そう、
平穏に、ゆとりを持って、暮らしたい、と言うか、自分の、心が乱れるのは、
何のメリットもないので、
もっと平和な世界になって欲しいのですよね。
そこで、
どうしたら、人に優しくできるのか、考え方を、お伝えしたいと思います。
それは、
自分には、見えていない、
まだ判断できていない、相手の状況を、できるだけ、
先入観を持たず、かつ好意的に解釈する
です。
例え話、をすると、
貴方が、電車に乗りました、そして、父と子供の二人連れがいました。
そして、
その子供が、ものすごく泣いていたとします。
それも、自分の聞いている音楽が、乱されるほどに。
それでも、
父は目を瞑って、子供に、何もしなかったとします。そう、指摘すらしない。
この瞬間、貴方は、どう解釈しますか、
多分、
何故、父が、子供をあやさないのかと、内心、少し、イライラしますよね。
父の役目を果たせと。
そして、
他の乗客が、「どうされました」と声を掛けて、
その父が「つい先程、交通事故で妻が亡くなりました」と、返したとします。
貴方は、その後、どう思いますか、それでも子供をあやせと、思いますか。
そう、
全ての物事は、
幼少期に作られた先入観により判断されます。
これは、合理論を考えた、デカルトの言葉です。
つまり、人間は、
今までの経験により、物事を判断してしまう。
なので、
目に見えるものだけで、全てを決めつけないで欲しい。
職場でも、そうですよ、
いつも、イライラしていて、他人に、八つ当たりをする人がいたとします。
しかし、
その人は、幼少期から、両親の愛情を受けられず、
それどころか、酷い虐待を受け続けていたとします。
つまり、
人に愛を伝える方法が、分からずに生きてきた。
どう思いますか、それでもその方を、ただの悪い人だと、解釈しますか。
そう、
それまでの、その人の、壮絶な人生を想像すると、
そこまで、怒らなくても、いいかなと思えるようになります。
ここで、
冒頭に戻りますが、相手を最大限、好意的に解釈して欲しいのですよ。
人間は、環境により左右されてしまうので、
その人が、全て悪いかというと、ほとんどの場合は、そうではない。
人間は弱いです。
その人を、包み込んできた社会が、悪いかもしれないし、
もしかしたら、
その人に厳しく接してきた、先生が原因かもしれない、
今、現在、重い病を抱えているかもしれない。
そういう、
目に見えていないものを、できるだけ、肯定的に、想像してあげる優しさを、持つこと、
これこそが、人間の究極の愛だと思いますよ。
そうすれば、貴方も、皆も、幸せになると思います。
精神科医ましろ