マルチタイムフレーム |【テクニカル分析】
今回はマルチタイムフレーム分析についてお話させていただきます。
FXトレードにおいて、マルチタイムフレーム分析は非常に有用な手法の1つです。マルチタイムフレームとは、複数の時間枠（タイムフレーム）を使用して相場の分析を行うことを指します。
使用することで、より相場を見ることができ、トレードの精度を向上させることができます。
■3つの目
皆さんは３つの目という言葉を聞いたことはありあますか？
アリの目、タカノ目、サカナの目です （うおのめではないです（笑））
アリの目は細かく物事を見る視点ですね １分足、５分足
タカノ目は大局的に流れを見る視点です。 １時間足以上
サカナの目はそれらの目を利用し未来を予想する視点です。 分析
これができるとチャートの流れを把握しやすくなり、根拠をもってトレードを行うことができるようになります。
マルチタイムフレーム分析とはいったい何でしょうか？
マルチタイムフレームとは一つのチャートで他の時間軸のインディケーターを表示する機能になります
マルチ（複数）
タイムフレーム（時間軸）
つまり、複数の時間足を総合的に判断してトレードを行うことです。
単一時間足だけを見てトレードを行い利益を出している方も稀にいるみたいですが、勝ちトレーダーの方達は必ずといっていいほど、このマルチタイムフレーム分析を行っています。
マルチタイムフレーム分析を行うことによって何がいいのかというと、
勝率が上がる。損小利大になりやすくなる。
この二つができれば、勝ちトレーダーへ大きく近づくことができます。
■いくつの時間足を見ればいいの？
マルチタイムフレームは、その名の通り複数の時間足を見てトレードすることになるのですが、いくつの時間足を見ればよいのでしょうか？
うちのコミュニティでは５つを表示させています。
なれないうちは３つでも構いませんが、より多くの時間足を正確に確認することで分析のクオリティが上がります。
こうすることでMAやボリンジャーバンド、時間足毎の方向性が一目で確認することができます。
詳しくは無料コミュニティに参加していただけるとお伝えできます！
■トレードスタイル別マルチタイム時間足
スイングトレード：月足、週足、日足、4時間足
デイトレード：日足、4時間足、1時間足、15分足、５分足
スキャルピング：日足、1時間足、5分足、1分足
トレードスタイルによって見る時間足が変わってきます。
スイングの場合は長い時間をかけてトレードをしていくため１分足や５分足等はほとんどみません。
デイの場合は先ほど表示させた５つの時間足を利用します。私も基本デイトレードですのでこちらを利用しています。
スキャルピングはデイよりも分単位で取引をしていくためより敏感な動きを捉える必要があるので１分足をよく見たりします。 短期間で利益をだして終わりたい人向けではありますが、集中力がかなり必要になってきます。
自分に合うスタイルを確立してそれを突き詰めて行きましょう。
■マルチタイムフレーム分析使い方
分析と使い方についてです。
まず必ず長期の時間足から分析していくということ。
理由としては大きな時間足のほうがたくさんのトレーダーが注目しているため大きな時間足のほうがより信頼度が上がるからです。
マルチタイムフレーム分析とは、複数の時間枠を使用して相場の分析を行う手法です。初心者でも理解しやすい方法として、以下の手順を参考にしてみてください。
①長期チャートを見て、大まかなトレンドを確認しましょう。 デイリーチャートや週足、月足など、時間軸が長いチャートを見て、大まかな相場の流れをつかみます。ような価格の動きを確認することができます。
②15分足、30分足、1時間足など、時間軸が短いチャートを見て、現在の相場の状況をつかみます。やトレンドの方向性などを確認することができます。
③レジスタンス・サポートラインを確認しましょう。 レジスタンスラインは、価格が上昇するために抵抗を示すラインで、サポートラインは、価格が下落するために支援するラインです。トレンドがいつかわるか、また、今後の価格変動の目安を把握することができます。
④ポイントエントリー、ストップロス、利益確定ポイントを決めましょう（損切りするタイミング）、利益確定ポイント（利益を確定するタイミング）を決めます。
また、スキャルピングのような小さい時間足でトレードしているということは、その小さい足だけにしか影響していないということ。
逆に、スイングトレーダーのように大きな時間足でトレードしているということは、それ以下の足にすべて影響を及ぼしているということになります。
というわけで、チャート分析をする際は必ず長期の足から見ていきましょう！
小さい時間足から見てしまうと、チャンスだと勝手に勘違いしていつの間にか小さい時間足だけでポチっとエントリーしていることが多くあります。気をつけてくださいね
複数の時間足を分析するにしても、それぞれを何のために見るのか？を前もって役割分担しておかなければいけません。
役割分担しておかないと、５分足でエントリーするつもりがいつの間にか１時間足でエントリーしてしまっていたなんてことにもなります。
ではどのように分けるのか
というように分けて考えるのがいいかと思います。
デイトレードの場合は
というような感じですね。
また時間足毎にトレンドを把握するのが大切なので
例）
日足：上昇
4時間足：上昇
1時間足：下降
30分足：下降
15分足：下降
5分足：上昇
1分足：上昇
というように各時間足でのトレンドはどちらの方向に向いてるのかを理解することで相場の見方を把握することができます。
ダウ理論を学ぶことが大切になってきますのでそれについては別記事で説明しております！
以上、マルチタイムフレーム分析の方法と使い方についてお伝えさせていただきました。
マルチタイムフレームを理解するとなぜここでトレンド転換が起きたのか等理解を深めることができますし、プロのトレーダーではマルチタイムフレームを利用していない人はいないと思いますので是非覚えていきましょう！
最後までご覧いただきありがとうございました。
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