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Sepboxのドキュメント和訳:V8

Sepboxの付属ドキュメントを和訳するやつの三つ目、V8 Lights Out回です。以前の記事はこちらになります。

画像のキャプションに人名・安否に加えてTamが喋っている内容を付け足しました。英文からの和訳ではなく音声を聞きとっての意訳なのでさらに内容に自信がありませんが、間違っていた/いるかもしれない場合はご指摘いただけると幸いです。

Eric Payn
生存
「やっと脳みそを取り戻したらしいな。」

停電が起こったとき、収容区画を出た最初の人間はEricだった。不運にも自分自身のものを含む何体かのFakerに遭遇した後、ヤツはとうとう自分は戦争捕虜ではないと気が付き、何が起こっていたのかを把握し始めた。今は俺たちと一緒に行動してる。まあこの盛大な勘違いが始まった残り火の戦いで敵同士だったせいで、Igorとは折り合いが悪いみたいだけどな。
-Tam Thatmen

Damien Zane
生存
「まぁ…ビクビク野郎だ。な?チクタク野郎だし。」

Damienはベッドに拘束されていたため、自分の収容室から出てくることは一切なかった。これは彼が極度のパラノイアに陥っており、しばしば自らの安全を脅かすような行動をとるためである。停電が発生した際、彼は外を歩く複数のFakerの音を聞いて死んだふりをした。これは効果を発揮し、入ってきたFakerはみな深く考えずに彼を死体とみなして出て行った。
-Alex Bont

Fake Khan
死亡
「Fakerどもはよっぽどこの男が好きらしいな。」

地底で殺された研究者、Khan Ethanの見た目を模倣したFaker。Igorに殴り殺されたFakerのうち一体である。
-John Azoth

Fake Alex
死亡
「ネジの外れたクソ野郎だ。」

Alex Bontの見た目を模倣したFaker。Igorに殴り殺されるまでに、多くの収容物を殺害した。
-John Azoth

Kiowa Hopi
生存
「意味が分からんヤツだな、いまだに。」

見たところ、Kiowaは喋り方を思い出すのに時間が掛かってただけで、まだ話せるみたいだ。今じゃ普通の人間みたいだ、ただちょっと……骨っぽいだけで、他は何も問題ない。しかしどういう仕組みなんだ?!だがまあ、Fakerがみんなこいつはただの骨だと思い込んだおかげでKiowaも停電を生き延びた。
-Tam Thatmen

Fake Igor
生存
「俺はこいつが大っ嫌いだ。」

停電中に出会った中で、間違いなく一番危険なFakerだ。このイカれ野郎の口は人間の限界を大きく超えて開くし、さらにその中にはのこぎりみてぇな歯がいっぱいに詰め込まれている。最も厄介なのはこいつが発生させる低周波シグナルで、人間の脳に働きかけて認知上の不調和とパラノイアを引き起こす。
この……全部が原因で、こいつは俺たちが脱出までに殺害できなかったFakerのうちの一体だ。
-Tam Thatmen

The Watcher
生存
「プライバシーってもんを知らないらしい、バカが。」

それは外の岩に腰かけていた。窓越しに、私たちを追跡していた。
The Watcherはこれまで決して喫緊の脅威ではなかった。The Watcherは見たものに応じて進化する。それはいつでも私たちを観察するばかりだったため、これまでそれと戦ったことはなかった。
TamがFakerにショットガンを撃ったのを見て、それは装甲を生成した。
私たちはいつかThe Watcherと戦わなければいけないだろうし、その時が来たら生易しい戦いでは済まないだろう。
-John Azoth

Alarm Faker
死亡
「へへっ、やったぜ!」

見たところ、俺たちが警報システムとして使っているスイッチ式のロボットと融合したFakerのようだ。
こいつはクソ野郎だよ、ああ。規格外のボリュームで警報を鳴らし続けて耳と脳の両方にダメージを与えてきたから、施設全体をロックダウンしなきゃならなかった。
まあなんにせよ、二つの耳栓とショットガンでこいつを”直して”やったんだけどな!
-Tam Thatmen

Fake Damien
死亡
「あー……チクタク野郎だよな?」

Damien Zaneの外見を模倣したFaker。このFakerはTamによって、東ウィングの廊下で殺された。
-Alex Bont

Alec Bont
生存
「コネを使う、ねぇ…?」

停電が起こってから、爆発した変圧器を調査するために、Bontはしばらくの間私たちとは離れて行動していた。彼はなぜか長い間戻ってこなかったため、Dallasが彼を迎えに行った。AlexはFakerに襲われており、Dallasが銃を抜いてFakerを撃ち殺さなければ、危うく殺されるところだった。
停電の間もAlexはよくがんばってくれたが、最終的には、施設全体を救うには状況が混乱しぎていると判断した。彼は生き残った収容者たちを回収して脱出し、どこか避難できる場所を探そうと提案した。
地底なら一時的な避難場所として使えるだろう。ちょうどいい場所を知っているんだが、ちょっとコネを使う必要があるかもしれないな。
-John Azoth

Igor Krasinski
生存
「この男はイカれてるぜ、マジで。」

照明が落ちて機械制御のドアが開いた後、Igorは収容室から歩いてでていった。彼はKarterの部屋に行ってしばらくそこにいて、多分二人で話してたんだろうな。その後すぐに二体のFakerが入っていったけど、Igorは今度はKarterを置いていかなかった。Tamが偶然二人と出会うまでに、Igorは一体目を殴り殺し、二体目も地面に殴り倒して殺した。彼はFakerからの攻撃を受けて自分の内臓をこぼしており、発見時には自分の腸を押さえていた。彼は完全に丸腰で、二本の手だけで二体のFakerを倒したことを覚えておくべきだ。
Igorはほどなくして痛みに起因する昏睡状態になった。彼が目覚めるかは現時点で不明だ。AlexはKarterにこのことを伝える予定でいる。
-Dallas Riot

Karter Alith
生存
「正直、かわいそうだとは思ってるよ。」

KarterはFakerの襲撃を生き延びたが、彼を天井・壁・床から再び分離して救出するのは困難だった。彼は痛みを感じただろうが、これもすべて彼の生命のためだ。
AlexはKarterの脳幹と余分な腕の神経を適切に接続し、Karterが腕たちを動かせるようにする手術計画を提案した。
私自身としては、Karterの残りの人生の間、忌まわしい醜い腕たちと共生することを強いるようなその決定には、倫理的に疑問を抱いている。
-John Azoth

The Hivemind
生存
「ハァ…こんちきしょうめ。」

Masswenthによって造られた三体の怪物のうち、The WatcherとThe Eradicaterと並ぶ一体。この畜生はどうやってか俺たちの施設にこっそり侵入した。これはFakerの集合意識を操っており、新たなFakerを生み出し続けている。こいつが死ねば、他のFakerも死ぬ。
停電を起こしたのもこいつだ。状況はもはや俺たちの手には負えなかったため、脱出して今はどこか一時的に避難できる場所を探している。
-Dallas Riot

Fake Tam
死亡
(ため息)

Tam Thatmenの外見を模倣したFaker。こいつは存在している中で数少ない完璧なFakerで、どこから見ても物理的な違和感がない。しかし、本物のTamは普通の見た目をしていないため、だからこそこいつは明らかに偽物だとわかる。だがそれにもかかわらず、こいつは施設を復旧しようとする俺たちの試みを継続的に妨害し、いやらしい脅威であり続けた。最終的にはEdgarに殺された。
-Dallas Riot

Edger
生存
「立ち直ってくれると祈ってる。」

停電が起こったとき、俺たちはみんな問題に対処するためにメインラウンジを離れなきゃいけたなかった。俺はEdgarをロッカーに隠して、いいというまで出てくるなと伝えた。大失敗だった。あいつを一人になんてするべきじゃなかったんだ……
事件が起こってからだいたい一時間後、この俺自身の、クソFakerが、俺の顔と俺の声でEdgarを誘い出して襲いやがった。部屋にあった家具から推測するに激しい戦いがあったみたいだが、Edgarは何とかプリンターでFakerの顔面を殴って、そいつを殺したみたいだ。
Edgarはこのことが深刻なトラウマになっていて、それから一切の呼びかけに応じていない。おそらくはまだ、自分が実際に何かを殺したという事実を処理している途中なんだと思う。
本当にごめんよ、坊や。
-Tam Thatmen

Tam Thatmen
生存
「……(無言)」

Tamはバイタルフォースの斥候、かつ暴力装置だ。
彼に投与された血清は、彼に耐久力と筋力とスピードと、加えて地底人を由来とするいくつかのちょっとした能力を付与したようだ。
彼は停電状況下で施設を取り戻す試みにおいて、あらゆる面で大きな助けとなった。
-John Azoth

John Azoth
生存
「ああw、大革命だなこれは。」

よし、ええと、ようやくJohnが実は地底人だったってことが公になったわけだ。彼の真の名は単にAzoth(多分俺はJohnって呼び続けると思う)。彼はこれを、彼がFakerを……なんつーか、人間とは思えないような能力で跡形もなく消し去るのを俺らが見た後に教えてくれた。
JohnはMasterの兄でもあったらしく、これが二人が知り合いだった理由ってわけだな。彼はうお座の能力である形態変化を、人間に化けて溶け込むのにつかっていたんだ。
Johnは俺たちが何をするか分からず心配だったからこのことを隠していた、と説明していた。
でもな、俺らは完全に落ち着いてた。だってさ、彼が俺たちにしてくれたことを考えてみろよ、差別主義者のみなさん?(冗談さ)言うまでもないことだが、俺とAlexは彼がこれを打ち明けるより前からなんとなく察しはついていたしな。
ショックを受けていたのはDallasだけだったように思うな。
-Tam Thatmen

Eriot Riot
死亡
「Alex、なんでこれをアイツに書かせたんだ?残酷すぎるだろ。」

なんで俺にこれを書かせるんだ?
Eliot、なんであんなことをしたんだよ?なんで俺に、あんなことをさせたんだ……
本当にごめんよ……
許してくれ……
-Dallas Riot

H.A.(Holographic Assistant)
修理済み
(聞き取りできませんでした)

H.A.(Holographic Assistant)は施設全体の案内において心強い味方で、生体信号を検知して脅威存在と生存者の位置を的確に知らせてくれた。
Alexはなんとか彼を完全に修理できたみたいだが、停電の間は建物から電力を引けなかったため予備の低出力バッテリーで動いていた都合上、極端に反応が遅くなるのはどうしようもなかった。
-Dallas Riot

Dallas Riot
生存
「こんなことを強いられる心境なんて俺には想像できない。ったく…」

Dallasは停電の間私たちをよく助けてくれた。しかし、弟であるEliot Riotがそのほかの収容人物と一緒に収容施設から脱走してしまった。不幸なことにEliotのEpithesapathyは最終ステージにまで進行しており、一種の思い込みにより盲目的な殺人衝動を引き起こしていた。その思い込みの影響下で、彼はTamにチョークホールドをかけ、ガラスの破片で彼を殺そうとしていた。DallasはTamを救うために彼の、彼自身の弟を撃ち殺さねばならなかった。彼はまだこのことを乗り越えられていないだろうと思う。
-John Azoth

The Virus
起動中
「こいつは一体全体なんなんだよ?」

不明な侵入者によって施設のメインコンピュータにアップロードされた、意思をもったコンピューターウイルス。これのせいで、自動警備システムをオンラインに戻すのが不可能だったため、私たちは脱出するしか選択肢がなかった。
十中八九Arlerによって作られたものだろうが、同時に厳密にはそうではないかもしれない。Dr. Masswenthは生物工学者であってプログラマーではないからである。
より詳細な調査がなされるだろう。
-John Azoth

追記:記事を作っている間にV9の製作が発表されました。そっちのドキュメントも和訳するかは……気が向いたらにします。思ったより大変だったし……作業感が強くてブログを書いてる感じがしないので。
ちなみに私が一番好きなのはAfter-mathです。

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