読書習慣ゼロで高3夏駿台模試偏差値70越えた国語参考書紹介 ②現代文編

漢文・古文編に引き続き現代文の参考書紹介をしていこうと思います。現代文は暗記で解ける部分が少なく安定しづらい科目なので苦手意識を持っている方が多いと思いますし、過去の読書経験で決まるとも言われます。しかしそのようなことは決してないということを私は言いたいです。参考書を通して読み方・考え方をしっかりと身に着ければ絶対に解けるようになります。出たとこ勝負とあまり対策しない受験生が存在するのでそのような人と大きな差をつける絶好のチャンスでもあります。ぜひ挑戦してみてほしいと思います。

参考書紹介:現代文


➀漢字
何はともあれまずは漢字です。共通テスト等でも漢字が出題されており知ってさえいれば誰でも解くことができます。ここで点を落とさないようにしましょう。学校で配られたものなど何を使っても大差ないと思います。それよりもしっかりこなすことが大事です。私は「入試漢字2500 プラス1」というものを使っていました。一応載せておきます。


②単語帳
現代文に単語帳?と思われる方もいるかもしれませんが、現代文に使われている言葉には日常生活で馴染みのないものが多くあります。あらかじめそれを知っていることで文章の理解が進みますし、また評論の論点として大きなテーマとそれに関連する語彙を学べます。軽視する受験生も多いかもしれませんが、ここは絶対に力を入れるべき点だと思います。現代文対策のメインは問題演習ですが、キーワードを確実に理解することでスムーズに問題演習に進むことができます。私は二冊使っていましたが一冊でも役に立つと思いますし、下に挙げた物でなくとも構いません。自分の気に入ったものを使ってください。


③現代文読解力の開発講座

次に現代文の読み方を学んでいきます。この参考書は非常に評価が高くおすすめです。ただ問題を解くのではなくどのように考えて解答すればよいかを身に着けることができます。読み方を理解できていないのにやみくもに問題演習を続けても効果はあまり期待できません。この参考書で身に着けた解き方を応用する形で進めていくべきだと思います。


④マーク式基礎問題集 現代文
評論と小説それぞれ10問ずつで構成されていて、選択問題でセンター試験に近いような問題集です。開発講座をしっかりやればつまずくことはないと思います。書かれていることから聞かれていることに答えることを意識して解きましょう。


⑤入試現代文へのアクセス (発展編)・(完成編)
設問の解説だけでなくキーワードや段落ごとの解説、全体のまとめなどが詳しく載っています。記述問題もあり現代文の力を確実に伸ばせる問題集だと思います。自分に合うようなら基礎編からやってもいいかもしれません。


⑥正読現代文 入試突破編
解説が非常に詳しく、また構成的にとても読みやすい問題集です。選択肢のどの箇所が間違いなのかまで明確に示してくれるので自習に最適です。タイトル通り「正しく読める」ようになります。これも入試基本編からやってみてもいいかも。


⑦柳生好之の現代文ポラリス[3 発展レベル]
古文に引き続き現代文でも総仕上げとしてポラリス3をおすすめします。本文のどこに注目して読めばよいかが視覚的にわかる本文解説や非常に丁寧な解説が魅力です。ここまでくれば過去問等にもかなり対応できると思います。


⑧現代文 標準問題精講
ここからは記述メインになりますが、記述ができれば選択は必ず、自信をもって解けるので志望校の試験で記述問題が出題されない受験生も挑戦すると力になると思います。40もの文章が収録されており様々なテーマの高度な読解に慣れることができます。解説は簡素なので十分に力がついてから取り組むべきです。問題を解くというよりも本文を理解することに重点を置きましょう。


⑨国公立標準問題集CanPass現代文
特に国公立志望の受験生におすすめの問題集です。特徴としては一つの文章に対して問題数が多く、文章全体を考える力が身につく点です。また記述問題は自分の解答が何点になるのかが分からず自習しづらいと思いますが、この問題集は要素ごとの配点が書かれており、自分一人でも採点することが容易です。採点の過程でも自分に足りない部分の理解が進むでしょう。

⑩現代文と格闘する
いよいよ最後の問題集です。長い記述問題が中心ではっきり言ってめちゃくちゃ難しいです。しかしどの参考書よりも解説は詳しいと思います。本文全体の要約を通して文章を強弱をつけながら素早く正確に読むことができるようになります。ここまでやる受験生はほとんどいないと思いますがその分確たる自身が付きます。このレベルで問題演習をしていれば試験本番も怖くありません。現代文を高いレベルで安定させ得点源にしたい受験生はぜひ積極的に挑戦してみてほしいです。ここまでに挙げた参考書の中でもっともおすすめです。

おわりに

漢文・古文編も含め、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。前回と同様今回もオーバーワーク気味な部分があるので、自分の力量や他の科目の成績などと相談しながら数冊飛ばしても大丈夫だと思います。いままで本を読んだ経験があまりなくても予備校に通えなくても、参考書を適切に使えば現代文は解けるようになるし重要な得点源になりうることを伝えたくてこのnoteを書きました。受験生の皆さんには諦めることなく現代文に挑戦してほしいです。それが合格への大きな一歩になることを願っています。ほんのわずかでも役立つことがあったら幸いです。ありがとうございました!!!

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