『微分』と『見えないメガネ』
5月よりDS資格対策講座の受講が始まりました。チューターの方には「受講はまだできませんか?」としつこく頼むほど待ちに待っていた(焦っていた)講座です。
しかし、数日経った現在でも1つ目のコースで止まったままです。分かっている人なら(動画視聴時間を除けば)10分で終わる内容なのにです。
目 次
私の人生を変えた『微分』
微分をなぜ理解できない?
使える『ツール』はないか?
もう微分は解いている!?
私の人生を変えた『微分』
1.私の人生を変えた『微分』
方程式の解き方も忘れていたのに、微分の説明を聞いた途端に思考が停止しました。苦手意識はいつまでも忘れられないようです。少年の「理系の大学に行って、将来はエンジニアになりたい」という夢を打ち砕いたものの1つが『微分』でした。
人生に悔いはないですが、20代までは悪夢を年に数回は見ました。受験や進級に失敗したという内容で「ああぁぁあ!!」と叫びながら飛び起きて、「なんだ夢か…」と安堵して終わるという具合です。
あの時に私は『微分』という扉を開けること、その先に進むことを諦めました。そして、あの時の年齢分の年月を重ねた今、奇しくも同じ場所に戻り、同じように立ち尽くしています。
2.『微分』をなぜ理解できない?
あの時の私の性格を思い出してみると、
・こだわりが強い
・見たままでしか判断できない
・融通が聞かない
・視野が狭く周りがみえない
・理解できないと思考や体が停止する
・あらゆる面で不器用 などなど
高校になってから主要三教科が全くダメになりました。入学時は上から数えた方が早かった成績は、卒業時は下から数えた方が早くなっていました。
3.使える『ツール』はないか?
YouTubeの微分の解説動画をいくつか視聴していた中で、気になった言葉が3つありました。
・『見えないものが見える』
・『未来が見える』
・『弾道の計算に使われていた』
4.もう『微分』は解いている!?
『スプラトゥーン』というアクションシューティングゲームを、私は発売当時から2まで7年ほどやっていました。6年間は何をやっても勝てないプレイヤーで、中級ランクをフラフラしていました。勝つために、ネットや実況者の言う『勝つための方程式』をいくつも試しました
『視野を広げよう』とあれば、画面を見過ぎて頭痛に苦しみました。『立体的に物事を見よう』とあれば、裸眼立体視を試して目が痛くなりました。
最終的に自分がバカらしく(おかしく)なって、「何をやってもダメなら、画面を見ずにやってみよう!」と思い立ち、PCメガネのレンズの鼻あて付近にセロテープを貼り付けてプレイしてみました。当然、視界の中央がぼやけるので敵がよく見えません。
結果、めっちゃ勝てるようになりました。楽しくなって動画投稿を始めると、気がつけば最高ランクに上がっていました。
勝てるようになった理由は、
・『見えないもの だから敵を想像した。そうしたら想像の中で動き始めて、隠れている敵の位置やステージの構造、試合の流れまで が見える』
・『未来が 想像の中の敵の動きとして 見える』
・『弾道 が放物線を描く攻撃をする際に、想像の中の敵に当たるよう放物線の傾きの計算を一瞬やるだけで、本当に直撃して面白いように敵を倒せるようになった』
からだと考えます。また、動画投稿が繰り返し映像を見返すことにつながり、成功体験が強まった(定着した)ことも大きかったようです。
それからは、コミュニケーション能力・仕事のスキル・運転技術そして文章の書き方などもひとつ次元が変わった感覚がありました。
「実はもう何百回も微分を解いてないか?」とふと思えた瞬間、気が楽になりました。鍵こそまだありませんが、鍵穴をこじ開けるツールは手にしている感覚があります。
5.私の人生を変えた『微分』
久しぶりにあのメガネをかけています。今は、数学の動画を『目と耳で視聴』と『耳だけで"視"聴』の繰り返しをしています。幸いなことに受験数学ではないため、DS資格対策講座における数学の理解は
①『入力の値』
②『公式の選択』
②『出力の予想(オーダー)』
などができたらOKのようです。
しばらくは、『ゲームで得た感覚』と『数学の理解に必要な感覚』のチャンネル・周波数を合わせる作業をしてみます。
それでもうまくいかない時には、チュータの方に扉の開き方(アドバイス)を求めたいと思います。