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kiyofico
東京は、夜の零時
これは案外、知られてない事実だけど、
もし東京をデートするなら、断然
夜0時からがオススメである。
なにしろ
こんなにも
世界に君と僕ふたりぼっち
だって思えるシチュエーション
はないからだ。
だから、みんなセカイ系の小説なんて読んでる場合じゃない。
書を捨てよ、誰もいない零時のTOKYOに出なよ。
そして、そんなふうに鼻息荒く言えるのは、
かつてこの街で
白身、いや、君
と出会えたからに他ならない。
「これは断じて恋ではない」
あの頃は必死に自分に言い聞かせていたけれど(遠い目)
でも、もはやその必要もなくなった僕からの
これは、紛れもなく
白身魚のムニエル
いや、
君に向けたレクイエム(恋文)
なのである。
三羽 烏さんのこちらの企画に参加しました。