頭文字T
免許がない。
厳密には免許はあったが、車なんか二度と運転するか、と思わせる出来事があったので、免許更新せずに失効してしまった。
その判断自体はまったく後悔してないし、日常生活になんら支障もないのだけど、一つだけ残念なことがあると言えばある。
それは、今も夜な夜な行われているとまことしやかに囁かれている
土屋圭市の首都高バトル
に参戦できないことだ。
いや、厳密には嘘だ。というか盛りすぎた。
ドリフトキングの異名を取る土屋圭市氏に憧れたことは土屋氏には申し訳ないけど生まれてこのかた一度もないし、そもそもバトルとか公道でしちゃダメでしょ!
ただ、夜の首都高を走るのには憧れる。
なんとなくだが、去年、オープンカーの助手席に座って、走ったような気もするが、あれは首都高ではなかったような気もするけど、どうでしたっけ?
おひたちさん!
そんなことはさておき、子供の頃、父が運転する日産ブルーバードの後部座席から眺める夜の高速道路(名神高速)の光景がたまらなく好きだった。
都心の街のネオンもビルの窓の灯りも、道路のサイドを彩るバカでかい看板もすべてが
スペシャル
だと思った。
そして、そんな感慨に浸っているときに限って、ちゃんとアダルトな曲がラジオから流れてくるんだよね。
たとえば、こんな曲とか…。
なんか今聞くと、いいちこのCMみたいな曲だけど、小4の蒙古班もまだあった少年には、こんなBGMをバックに高速で過ぎ去る夜の都会の情景は
たまらなくアダルティでカッコ良かった。
道端に転がっている犬のうんこに爆竹を刺して、爆発させるなど
天真爛漫にも程があるガキだった僕も、このときばかりは
早く大人になりたい
そして、バーボンロック片手に夜の首都高を駆け抜けたい←飲酒運転です!
と妄想していたものだ。
ぽて、と。
いや
さて、と。
話は変わってタイトルの頭文字Tは、しげの秀一原作の公道レース漫画の金字塔「頭文字D」にあやかったものだ。
といっても漫画はあまり読んだことはなくて、飛行機の小さな画面でたまたま見た映画版のことがやけに印象に残っている。
なぜかこれ香港映画なんだけど、紅一点に鈴木杏が出演していて、そして、この杏ちゃんの演技がなかなか素晴らしくて、この演技は花とアリスに匹敵するな、などと思ったものだ。
まあ、なんだかんだ言いながら、僕も一応、男の子だから、車に限らず、因縁の好敵手(ライバル)とのバトル的なものにどこか憧れを抱いているのかもしれない。
そんなことをふと考えていると、突然彼らが現れた!
VSって書いているけど、正直、よく存じ上げない方なので、果たしてバトルしていいものかまだ思案中である。
というわけで、
とりあえず、目を赤くしてみた。
おしまいける・J・ふぉっくす
今回の記事はこのカッチョイイPVにインスパイアされて書いたものです。
11/16 21時36分追記
今、たまたまTVつけたらドリフトキングが出てた!