エンドレス•サマーヌードル
大学時代、闇鍋に食玩(セーラームーンのビニール人形)を入れて、先輩にマジキレされた男である。
しかし、それ以上に他の参加者が実はみんな入れていたナタデココのせいで、鍋のスープが激甘の液体になって全く食えない代物になってしまったほうが、よほど酷いと思うのだがどうだろう?(ちなみにナタデココを鍋に入れると溶けて影も形もなくなるので、要注意だ)
一方で、これに限らず、僕の大学時代の食にまつわるエピソードは、どれも若気の至りという一言では片付けられないくらいガサツなものばかりだった。
例えば、当時、史上初めてマックのハンバーガーが100円で売り出されるというビッグなマックなニュース(まぎらわしいな)を聞いたとき、ちょうど入ったばかりのバイト代一万円をはたいて、100円マックを100個買い、友達四人で食い切ろうとしたけど、結局、50個も食い切れず、残りは全部フードロスしてしまったこととか。
あと、これはガサツでもなんでもないけど、当時、入りびったっていた下宿の友達から
おまえ、たしか今日、誕生日だっただろ?
って言われながら手渡されたまるごとバナナが、何気に僕の人生の中で、一番嬉しかったバースデープレゼントだったこととか。
そして、そのお返しに、彼の誕生日には、ホールのちゃんとしたバースデーケーキを買ったのだけど、ケーキに乗っけるプレートには、
祝 戦後52周年
という謎すぎるメッセージをケーキ屋さんに書いてもらったのも、今なら絶対にやらないガサツすぎるエピソードである。
それと、いわゆるグルメツアーだって、僕らには、はなから美味いものを食いに行く気なんてさらさらなくて、例えば、当時、「美味しんぼ」でたまたま知ったワニ肉(実際のワニの肉ではなく、広島の山間部では肉に染み出したアンモニアのおかげで保存が利くサメの肉が昔から貴重なたんぱく源として食べられていて、それをワニと呼んでいた)を食べにわざわざ2時間かけて車を飛ばして行き、予想通りワニ肉はアンモニア臭くてちゃんと不味かった。
しかし、それ以上に今だによく覚えているのは、そのとき、ついでに立ち寄った、るるぶに載っていた(から行った)ゴーカート場が、僕らがイメージしていたいわゆる遊園地にあるよーな代物じゃなくて、ガチなレース場で、当然、愛車なんか持ってきてない僕らは、ただボッーとよく知らないオッサンの練習風景を見つめていたことだ。
しかし、確かに当時の広島は、県内唯一の遊園地であるナタリーが閉店したばかりで娯楽施設が乏しかったとはいえ、これは、断じて観光施設ではないぞよ、るるぶ編集部さんよ!
ああ、話が大きく脱線してしまったけど、いつものことだから、まあいいか。
で、記事のタイトルにも絡む、夏のある日、友達が大鍋で作った大量のペペロンチーノの話もめんどくさくなったので割愛することにして、最後にとびきりかわいいエピソードで締めることにしよう。
僕が通っていた大学は周りが田んぼだらけの典型的なおらが村だったのだけど、そんな田んぼの真ん中にある家の近所のコンビニ(ポプラ)で弁当を買っていたときのこと。
突然、本当にまんが日本昔ばなしから飛び出してきたようなもんぺ姿でほっかむりして腰が90°に曲がったおばあちゃんが鍬を抱えながら入ってきて、店員さんに、
「コーラージュースというのはないかの〜、孫に頼まれての〜」
としきりに尋ねていたのが
めちゃクソかわいかったという話。
コーラジュースと言い方がもうね。そして、おばあちゃん、きっとコーラなんか一度も飲んだことないよね。でも、可愛い孫が飲みたいっていうから、わざわざ慣れないコンビニまで買いに来てくれたんだよね。
…と、またまた長々とクソをふく紙の役にも立たないくだらない話を書いてしまった訳だけど、これは実は壮大な助走or前説に過ぎず、ただ当時、よく聴いていたこの曲のPVを紹介したかったというのがこの記事の趣旨である。
それではみなさんお聴きください。
真心ブラザーズで、サマーヌードとエンドレスサマーヌード!
いやはや、それにしても我ながら雑な記事だな(というかこれが一番ガサツだったかも(苦笑))
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