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こぶしは、もう振り上げない

いきなり物騒なタイトルでごめんなさい。

ちなみに、物理的に、僕がこぶしを振り上げたことは、おそらく人生で一度もないと思う。

というのも、自分が幼稚園児のとき、友達と決闘して、誤って(?)◯玉を蹴り上げて彼を病院送りにして以来、喧嘩を含めて他人に暴力を振るうことができない身体になってしまったからだ。

というわけで、ここで言う

こぶしを振り上げる

とは、自分より立場が上の人、偉い人に対して

物申したり、反旗を翻したり

といった意味合いである。

実際、これまで僕は、明らかに(自分にとっては)理不尽なこと、イミフ、無意味なことを指示、命令してくる上司に対しては、真っ向から反論するタイプだった。

そして、その度に、その反論がどんなにロジカルなものだったとしても、いや、むしろロジカルであればあるほど、ボッコボッコに、まさに完膚なきまでに叩きのめされてきたのだった(今思うとそんなの当然の帰結なわけだけど)

だから、僕はもうこぶしは振り上げないってことに決めた、というわけ。

けど、負けた、とか、権力に屈した、とかそういう風にはまったく思ってなくて、

むしろこの歳になって、ちょっとだけ賢くなった自分のこと、そして、賢くはなったけど、基本的には相も変わらず何も諦めていない大馬鹿野郎な自分のことを褒めてやりたいとすら思っている。

ちなみに、今回、振り降ろした自分のこぶしを今後、もし僕が振り上げることがあるとしたら、それはグーではなくて、パーになるだろう。

そして、そのパーの手を頑張った人たちや悲しんでいる人たちの頭の上に置いて、

( T_T)\(^-^ )

するのだ。

まあ本当に荒川ヨシヨシできるのは息子くらいだろうけど、とゆーか、実際、昨日もしてたけど(笑)、そーゆー気持ちで周りの人たちに接していきたいと思っているのは本当のところである。

だってさ

誰だって、

もちろんこの僕だって、

人間というのは

幾つになっても

時々、誰かに頭をヨシヨシされたくなる生き物

なんだから。

ところで、昨日、僕が息子の頭をヨシヨシしたのは、今月いっぱいで転校する彼がクラスメートへ言った最後のあいさつが奮っていたからだ。

「学校にほとんど来ないボクなのに、みんな今まで優しく接してくれて本当にありがとう」

うん、よく言えたね!

( T_T)\(^-^ )

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