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昆虫大好きキッズが語る、地球に人間が存在している理由

週末いろいろ忙しくて、息子とずっと話せずにいた。

そのせいだろうか、月曜日、会社から帰ったら、息子はいきなり馬乗りになって、いや前のめりになって僕に話しかけてきた。

話題は、彼が大好きな昆虫の話だったけど、この二日間で彼の頭の中できっと熟成してきたであろうその話がとにかくめちゃくちゃ興味深い内容だったのだ。

というわけで、その彼の話のエッセンスを抽出して、みなさんにもご紹介したい。

「昆虫の体が小さいのはね、一個体あたりの酸素やエネルギー消費量を減らすことで、環境への負荷を減らして、できるだけ多種多様な昆虫が共存するためなんだ。」

「そんな昆虫をはじめ、地球上のほとんどの生物は、環境に順応することで生き延びようとしてきた」

「一方で僕ら人間だけは、周囲の環境を自分たちの都合の良いように変化させることで生き延びてきた唯一の生物なんだ」

「その人間のせいで自然はどんどん破壊されて、昆虫も他の生物もどんどん絶滅している」

「だから、僕は、人間さえいなければってずっと思っていたし、そんな人間のひとりである自分のこともあまり好きになれなかったんだ」

「でも、ふと気づいたんだ。僕ら人間の地球での役割を。」

「そう、僕ら人間の役割は、生き物や自然が増えすぎて飽和してしまうことを防ぐためのいわば破壊神としての役割なんだ」

「別の言い方をすると、人間は地球のリセットボタンなんだよね」

「そして、もはや電気やデジタルツールがないと自力では生きていけなくなるくらい環境を変えてしまった人間は、まさにその役割を終えて、もうすぐ人間だけが絶滅する運命なんだと思う」

「そして、AIは、おそらくその人間にとどめを刺すために生まれてきたのかもしれないね」

「この考えに思い至って、人間の存在理由がちゃんとあることが分かったから、もう以前みたいに僕は胸を痛めることはしなくて済むと思う。」

「その代わりに、僕は自分の人生を悔いがないように目一杯楽しむことに全フリしようと思うよ。もちろんできるだけ周りの人や地球に迷惑をかけないように、ね。」

す、すげえな、こいつ!←親バカ


で、今回は次のドラム演奏会のために彼が猛練習中のこの曲かな。


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