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ジャニーさんが来たよ〜!
あの泣く子も黙る(?)BPO様のおかげで、
例えばサスペンス系の2時間ドラマとかで、暗闇のベッドの上でやたらと女の人の首ばかりなめている男の人のシーンが出てきたり、
アイドルの水泳大会中にいきなりおっぱいがポロリしたりして、
突如、お茶の間が凍り付くほど気まずい雰囲気になることは少なくなったけど(それはそれで今となってはよい思い出だけど)、
あのジャニーさんのニュースといい、最近のエリート歌舞伎役者のニュースといい、
なんとも子供に説明しづらいスキャンダルはちゃんとニュースとして報道するのは、ほんと「3時のあなた~♪」のあの頃からあんまり変わっていないような気がする。
沖雅也の「おやじ、涅槃で待ってる・・」
とか、なんのこっちゃと思いながら、なんとなくそーゆー世界があることに気が付いてしまった10歳の夏、
みたいな・・。
それはそれで別に悪いことではないとは思っているけれど、
こーゆーときは、
芸能界の深い闇とか、児童虐待とか、性的マイノリティとか、ハラスメント問題とか、あんまり深刻に考え込まずに、すべて
笑い
に昇華してしまうのが
小さな子供を持つ親としては、一番、賢いやり方なのかもしれない。
なんてことを僕がふと考えたのは、
昨晩、終わりなき引っ越し作業のためにちょっと精力をつけようと訪れたジビエレストランの帰り道のことだった。
息子と妻を後ろに従えて、大通りを自転車で帰っている最中、背中越しに突然、
「ジャニーさんが来たよ~!」
と叫ぶ妻の声が聞こえてきた。
そして、それに続いて、
「ひえ~助けて~!」
という息子の悲鳴も・・・。
確かに、小学4年の男の子が、街灯もまばらな夜道で、ジャニーさんに自転車で追いかけられたら、そりゃ下手なホラーよりもはるかに怖いわな。
そして、まだ人もいる街中で、いきなりこーゆー不謹慎なジャニーさんごっこをし始める妻のことを、僕はたしなめるどころか、
「流石だな~」
と内心、舌を巻いていた。
そう、
「キャッキャ!」
と笑う息子の笑い声を聞きながら、
憂鬱なニュースがあふれるこの世界で、それでも
楽しくやるのは、
結局、
自分(たち)次第なんだよな・・・。