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大丈夫、ボクらには音楽があるさ日記 (2025/1/1-1/3)

1月1日

元旦の朝は、気持ちのいい新しい朝の日差しを浴びながら、家族3人でお雑煮とおせちをつつく。

じいちゃんが作ってた岡山風を今年も再現

正月気分をブーストしたくなった僕は、Bluetoothのスピーカーで「春の海」とか琴と尺八のBGMを流したのだけど、途端にちゃんと気持ちがブーストしてしまった自分のことをなんだか少し軽薄に感じてしまった(苦笑)

その後は息子はにゃんこ大戦争、妻はYouTube動画、僕は読書(雑誌が中心)といった具合に、

3人が思い思いの寝正月を過ごした。

たとえレジのお姉さんにロリコンと思われようが、この表紙は思わず買ってしまうよね!

このときはBluetoothのスピーカーで、最近、僕がお気に入りのアマイワナをリピートした。特にキャッチーな「上海少女」は、たまに鼻歌で歌うくらい息子も気に入ってくれている。

その後、みんなで毎年恒例の格付けチェックのTV番組を観て、最後に坊主めくりで盛り上がって長かった1日がようやく終わった。

ちなみに、坊主めくりで大江千里(おおえのちさと)のカードを引くたびに、「かっこ悪いふられ方」のモノマネをしたくなる病に僕はどうやら罹患してしまったようだ。

1月2日

昨日と同様に寝正月を過ごすも、何となく昨日ほどには気分が上がらず、ここは音楽の力を借りようと、僕は早速、CDをかけることに決めた。

すると、CD棚から適当に抜いたThe Pale FountainsからのYo La Tengoの流れがめちゃくちゃ心地よくて、一瞬だけ心に晴れ間が差し込んできたような気がしたほどだった。

特にヨラテンゴの予想を上回るチルい感じに完全にヤラれた僕は彼らの底力を(今更ながら)思い知らされた。

というか、今度、生まれ変われるなら僕はヨラテンゴになりたい、と思った。

夜は、ステーキを焼いた。

最近、また食が細くなってきた息子が、「なかなか美味しいね」と言いながら、ペロリと平らげてくれたから、「次は久しぶりにピワンのカレーを作ろう!」という気分になった今日は、ステーキ記念日なのか、はたまたカレー記念日なのか(俵万智風にしてみた)

二年前の正月に作ったヤツ

その後、みんなでドンジャラと坊主めくりとカタンをやった。どれもそれなりに楽しかったけれど、時々、息子が「頭が痛い」と言い始めたのが気になる。
でも、あまり心配しないようにしようと、ビルエバンスの「Waltz For Debby」を聞きながら、そう自分に言い聞かせた。

1月3日

10時過ぎにタクシーで市内の神社に向かう。

境内は思っていたほど人も多くなくて、ホッとする。お参りをして、みんなで巫女みくじなるものを初めて引いた。巫女さんがくじを授与してなんか祓ってくれるサービス付きのやつだった。

で、いわゆる巫女パワーで全部大吉なのでは?と一瞬期待したけど、妻と息子は小吉で、僕は末吉だった。しかし、内容は僕のがいちばん良かった。というかこれはもはや大吉じゃまいか🇯🇲

ちなみに、この神社は、実は昨年、僕が初めて書いた拙い創作のラストに出てくる神社のモデルとなった場所でもある。しかも、その創作の主人公も末吉を引いていたから、なんだか因縁めいたものを感じずにはいられなかった。

その後、またタクシーを呼んで駅前の大型商業施設に向かい(自分が松葉ガニならぬ松葉杖人間なので、痛仕方がないこととは言え、何気に余計な出費ではある)、その一階にあるフードコートで少し早めの昼食を取ることにした。

しかし、息子は年末に美味しいと言って完食したラーメンを今回は、二口くらいでギブアップしていた。

うーん、シンパイ・・・。

昼過ぎに家に帰った後、少しだけ仮眠するつもりが起きたら17時を過ぎていた。家族に申し訳ないなと思ったけど、松葉杖人間ってさ、少し動いただけで、めちゃくちゃ体力を消耗してしまうんだよなあ。

この日の晩ご飯は、チゲ風の辛い鍋。

先日の豆腐泥棒の汚名返上とばかりに、息子の好きな豆腐をこれでもとばかりに豆乳、いや投入したヤツだ。彼は、見事、その豆腐を完食したけれど、他の具材やご飯は食べられずほとんど残してしまっていた。

うむむ、む。

その後、テレビで念願の酔拳を息子と一緒に観た後(これまでアマプラなどで「酔拳」だと思って観たら「醒拳」だった、といういわゆる醒拳サギに僕も何度引っかかったクチである)、坊主めくりとドンジャラをやる。

坊主めくりでは、息子がやたらと大江千里をゲットしたがっていて、こいつアホやなあと思いながら、彼の楽しそうな様子にこっちまて嬉しくなる。

ドンジャラでは、なんだかチープなBGMを流したくなって、ポールマッカートニーとウイングスのベスト盤CDをかけてみる。

そして、やっぱりドンジャラにはビートルズではなくてウイングスのこの絶妙にチープな感じが似合うよなあと自分の選曲眼の鋭さに一人ほくそ笑む。

役が少なすぎて、思わず勝手に役を作りたくなるよね。

でも、ソロ名義のアンクルアルバートだけはビートルライクな珠玉の名曲だよなあ、と改めて思ったよ。

以上、正直、この三が日のことはあまり書く気にはなれなかったのだけど、知り合いのno+erさんの何人かの方が年の初めに自分の好きな音楽にまつわる記事を書かれていて、それに触発されて一気にかき揚げてしまった。

特に僕と同世代のオジサンがさとうもかの「melt bitter」を激推していて、思わず僕もコメントしたのだけど、別のおじさんno+erさんもコメントされていて、こんな風にいい歳したオジサンたちがこぞって若い女の子アーティストを熱く語っている様子がなんだか妙に微笑ましくて、音楽ってやっぱいいなあと改めて思ったのが、この記事を書きたくなったいちばんの動機だったかもしれない。


まあなんだかんだ言いながら、僕自身、どうやら今年も間違いなく、

NO MUSIC NO LIFEな人生

を送りそうだし、2025年はどんな素敵な音楽と出会えるのだろうって想像したら、それだけであの晩年の芥川龍之介を襲ったヤツみたいなボクのユーウツもどっかに吹き飛んでいきそうな気がした。

で、最後にN.O.T.E的2024年No. 1ソング(PV)であるこの曲を、僕と似たような、ちょいワル親父とかイケおじとか絶対に言われない(言われたくない)側の全てのオジサンたちに捧げます。

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