ジョバン一とジョバンニとカンパネルラ
風の噂で、あの2人が初デートをしたと聞いた。
目的地はデートの鉄板コースであるプラネタリウムらしい。
しかも、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をモチーフにしたものだというから、あの2人にぴったりな内容だと僕は思った。
なぜなら彼女たちは、つい先日まで、まさに彼女たちのカンパネルラと一緒に銀河鉄道の旅をして帰ってきたばかりの2人だからだ。
そんなジョバン一(いち)とジョバンニのデートだから、めちゃくちゃ盛り上がったに違いないだろうし、その2人の姿を見てあのカンパネルラもきっと大喜びしているはずである。
って、たぶんここまで読んだほとんどの人は、なんのこっちゃ分からないと困惑しているだろう。
本当にごめんなさい。
でも、なんだか嬉しくて仕方なくなった僕はどうしても書きたくなったんだ。
なぜなら、銀河鉄道には乗れなかったけど、ジョバン一もジョバン二もカンパネルラも僕にとっては本当にかけがえのない大切な友達だからである。
そう言えば、あの日の夜、クワガタを獲りに公園に行った僕と息子を黄色くてまんまるなお月様がずっと優しく照らし続けてくれていて、
いないけど、いる
いるけど、いない
という何とも不思議な感覚を覚えたのだけど、きっとプラネタリウムを見上げていた彼女たちも似たような気持ちになったんじゃないかなあ。
というか、なってたらいいなあ。
ちなみに、銀河鉄道の夜を僕はちゃんと読んだことがありません(苦笑)
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