愛しのコメディアンに乾杯!
昨晩、息子と僕が大好きなコメディアンたち(お笑い芸人というより、この呼び名のほうが個人的にしっくりくるような人たち)が久しぶりにテレビに出ていて、相変わらずその突き抜けたくだらなさ、ナンセンス加減に、ふたりとも涙が出るほど爆笑してしまった。
このとき、僕はどさくさにまぎれて、その涙に本物の涙を数mlばかり混ぜ混んだけど、気分がブルーな夜に、そんな悩んでいる自分のことがつくづくバカバカしくなるほど、
俺たち人間って実はめちゃくちゃアホなんだぜ〜!
という姿を全力で示してくれる彼らこそ、まさにかつてザ・ハイロウズが歌った、
日曜日よりの使者
そのものではなかろうか(まあ正確には木曜日よりの使者だったけど…)
ところで僕が大好きなウディ・アレンの映画の中で、病気恐怖症の彼が、確か医者からあまり芳しくない検査結果を聞いたあとに、映画館に赴き、悲壮感あふれるうつろなまなざしで、スクリーンを必死に観つめているシーンがあるのだけど、その彼が見ていたのが、チャップリンとかじゃなくて、マルクス兄弟のナンセンス喜劇だったことにひどく感動した過去をふと思い出した。
うん、今の僕らには
愛とペーソス!
とか言ってる余裕も
なんかうまいこと言ってドヤ顔する余裕もまったくないもんね!
そして、寝る前に、そのコメディアンたちの動画を探してみたところ、メンバーの一人が、かつてバイトがしんどすぎてメンタルを病んだことがあるという事実を知り、なんだかその話がすごく腑に落ちて、そして、彼らのことがますます好きになった。
彼らの名前は、ランジャタイ。
みなさんも機会があれば、出会い頭にぜひ観てください。
そして、今日のBGMはもちろんこれでしょ!