自分の人生を生きられなくて苦しい人は、兄弟/姉妹間での実家での生存競争の敗者だった可能性があると思う
街を歩いていて精神疾患でありそうな方と会った時は辛い
私は平日はリモートワークをしているので、外に出るのはその日の夕飯の買い物に近くのスーパーぐらい。なので人通りが多い街に休息に遊びに出るのは、もっぱら土日です。
で「この人は多分精神疾患あるよね…」という人とすれ違うことがまあまああります。たまに、ではないですよね、週に数人は見かける感じ。私はその方面の専門家ではないので、あくまで私の感覚で&私のわかる範囲でしか判断できませんが、過去に私が精神疾患を患っていたから、辛そうなその方々を見て、辛さが想像できて辛いわけです。
精神疾患は「自分は駄目人間」「だから嫌なことも努力してやらないと人に認めて認めてもらえない」ということが根底にある気がする
で、過去に精神疾患を患っていた私の見解では、精神疾患の多くは「デフォルトとして自分は駄目人間」「だから嫌なことも努力してやらないと人間として認めてもらえない」ということが根底にある気がしています。
そしてそのマインドが育った理由が、その人を育てた両親のマインドに、結構あるように思うのです。
兄弟間の生存競争に負けたことを、意識してはいないかもだけどずっと辛く思っている人がいる
私は過去精神疾患であった自分を思い返したり、街で見かける精神疾患の方々を見て思うのは、「この方々の中には、兄弟/姉妹間の生存競争に負けた方々=親は他のとある兄弟/姉妹のことは快く認めているのに自分の価値観や存在は無視して快く認めてくれない、ということを経験した方が一定いる」ということです。
そしてその方々は
「そんな浅はかな生存競争に負けたとしても自分の人生が価値のないものとなるわけではなく、灰色になるわけではないのに、生存競争に負けたことを辛く思い続けている」
可能性があると思います。
私は4人姉妹の2番目ですが、子供の頃からどれだけ頑張っても親から認められたとか好きでいてくれる感じなどの感情はありませんでした。それはやはり、他の姉妹が親から受けている愛情と自分が受けている愛情が明らかに違うと思った経験があったからです。
それは大人になってからも、驚くほど変わらなかったかなと。
30代ぐらいまで、ついこないだまでは、何とか親に好かれるように手を変え品を変え話してみていたと思います…しかしその会話はまさに雲をつかむよう。(今考えても涙ぐましい ほんとわらっちゃう 笑)会話の後は、空虚感と疲れが残るのみ…
その頃までは、何かあるごとに、「他の兄弟/姉妹はうまくやっているのに自分は駄目だ」と思ってしまっていたと思う。(もう中年なのにお恥ずかしいですけど。)
そう思ってしまう人ってね、毎日他の大多数の人より真面目に誠実に仕事したり生活したりしているのに「自分は駄目だ」と、常に潜在意識的に思っていると思います。これは、ある程度社会的に認められている人であっても…。どれだけ頑張っても自分を手放しで認められない。例え周りからどんなに褒められても。
そもそも生きていて駄目な人なんて一人もいないはずですけど、その方々がそう思う理由は、「親の好き嫌いで、兄弟/姉妹間における、好かれる/嫌われる競争に負けた」からだと私は思っています。
そしてそれは多くの精神疾患の元となっているのではないか。
だって、生きてるだけで「あなたはこの子より下」と暗黙に言われてるんですよ。精神疾患にならない理由がないです。
でもそれはばかばかしいですよね。早く気づかなくては人生後半にもなって自分の人生を生きられない…これはほんとに、ゆゆしき問題だと思っています。
親が複数の子供に対して認める/認めないは、「りんごが好きかみかんが好きか」ぐらいの、他愛もないしょうもない理由
私は子供の頃からついこないだの30代まで、実家の嫌な記憶がよみがえって、仕事も手につかない、体調も悪い、みたいな時がほぼずっとでした。(それなのに生きてこられただけで偉い!と自分を鼓舞していますけど)
それを救ってくれたのは、下記のことに私が気づいたことでした。
気づいたのは実は40代になってからなのですが、これは大きかった。親が複数の子に優劣をつける理由は、深く考察した根拠があるわけではなく、単なる好みの問題なのだと気づいたわけです。深い論拠があるわけではなくて、「りんごが好きかみかんが好きか」程度の軽い理由。
しかしそれは子供を持つ親としては風上にもおけない態度だと思いますし、兄弟間で好き嫌いの序列をつける親なんて撲滅してほしいと思いますけど、そういう倫理感がない親は世の中にたくさんいるんだなと。
もう40になってるのに、さすがに雲をつかむような会話を両親とするのも、バカバカしくなったということもありますよね。
もう私そんな努力しなくてもいいよね?みたいな。
そして、いつも嫌なことを言ってくる親や姉妹とは連絡しなくてもいいのだ、私は自分の人生と娘の幸せをただ考えればよいのだ、ということが腹落ちしたのです。
その腹落ちと前後して、特に苦しい関係性であった母親と姉と妹1と絶縁することになり…そして離婚も果たし、仕事もなぜかうまくいくようになり、という現在につながります。もちろん精神疾患の再発もなし…毎日が楽しくてたまりません。普通に仕事して普通に生活するってこんなに楽しいんだ!!と思います。ほんとに感慨深いです。
嫌な親族と連絡を絶つのは想像以上の効果がある
自分の経験を通して思うのは、「兄弟/姉妹間の競争にやぶれたなら、そしてまだ嫌なこと言ってくるなら&会いたくないと本音で思うなら、一度嫌な親や親族と連絡を絶ってみませんか?」ということです。
別にね、身体的虐待とか金せびられるとかなくても、嫌な親族とは連絡しなくて良いって知ってました?
だって、あなたには自分(と子供)の生活を必死に良くしていかなくてはならないミッションがありますよね。自分の生活や心身の健康を削ってその嫌な親や親族の要望を素直に聞いたところで、彼らがあなたと子供のこの後の人生に責任を持ってくれますか?持ってくれませんよね。百歩譲ってあなたのことを何らかの形で援助してくれるとしても、あなたの心身の健康は守られますか?
そこを良く考えてほしいと、私は街で出会う辛そうな方々を見てはそう思うのです。
誰に援助してもらわなくても、お金のことを始め、たいていのことは自分でどうにかできます。今どうにかできないと思っていても、本気でどうにかしようと思うなら、いつかはどうにかできます。
それよりも心身の健康の方が大事、自由な精神を取り戻したなら、どんなことでも可能になると、私は思います。
私は嫌な親族と連絡を絶ってみて、とても幸せ度が増しました。まず、嫌な親族と連絡を絶ってよいということを知らなかったんですが、そうしてみて、「ああこれ、全然ありだったんだーーー!!」と思いました。あなたもそう思うはずです。相手があなたにお金をせびりたいとかそういうことがなければ、相手は連絡なんてしてきませんよ!(それだけあなただけが我慢していたということです。相手は、あなたに連絡できなくなったとて、「不便だな」という程度にしか思っていませんよ。それが全ての答えです)。
ぜひ毎日辛くてこの記事を読んでちょっと思うことがあった方は、嫌な親族と連絡を絶ってみてください!効果ありますよ…!
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