黄色い子たちと桜のこと
先週、次男が小学校に入学しました🌸
3月いっぱいまで
幼稚園の保育クラスでお世話していただき、
最後の日は先生たちに見送られて、さよなら。
幼稚園クラス前の
2歳児以下保育クラスのときから、
3回も担任になってくれた先生。
はじめてのことや場所や人、
自由に…と言われると困ること、
みんなに見られるのが苦手なこと…
次男のことをよく知ってくれた先生は、
困り事に対して、とても丁寧にやさしく、
飾りなく付き合ってくれました。
なので、新しい環境に行くことはやっぱり少し
大丈夫かな…と思ってることも共感してくれて。
簡単に、大丈夫ですよ~とか言わないところが好きです。
◇
入学式。
節目の式で晴れの日は
これまでで初めてかもしれない、晴天。
あぁ、今日は入学式の看板?前で
写真撮れるかも!
(雨とか雪とか強風で待てなかった…)
教室に入ろうとした廊下で
既に私のお腹から顔を離せない。
周りを見たくない、のだ。
見られるのも嫌…!!
ぴったりくっついて、スッポン並みの吸着力。
6年生のお姉さんが
準備のお世話をしてくれるけど、
やさしい声にもなびいていけず…
残酷じゃ!って
自分で思っちゃう位の力で解き放す…
「はいはいはーぃ、じゃね…」
と置いていく。
わからなくもない、その気持ち。
自分の近くに安心できる人がいない。
何かあったらすがれる人がいない。
( ノД`)…
わかるよ…でも、
そういうことだもんね。
一つ階段を昇ること。
式が始まり、入場。
背中を丸めて、左右をちらちら、
間違って入っちゃいました~みたいな。
顔に力が入らないのか、ニヤニヤしている。
間もなく呼名。
2回呼ばれても、返事も起立もできなかった。
緊張して、声も出せなかったんだね。
具合悪くなったりしないか、ちょっと心配。
でも、座って居れてるようだ…
校長先生が、お決まりではある言葉、
「今、元気にお返事したみなさん、
とってもりっぱでした」
何とはなしに聞いてた言葉、
お返事できなかった子は、
気持ちが置いていかれちゃうな…
そんな子も居るのかもなと
よぎったりした。
同じくよぎったこと。
…お兄ちゃんがいるからだけど。
「たくさんお友だちを作ってください」
お友だちってたくさんがいいの?
作るの苦手だけど… とか。
期待で胸がいっぱいなはずの子どもたちに
ワクワクを膨らませる言葉だよって
わかる、のだけど。
入学したての長男のことを思い出す。
友だちのおふざけ全部が
自分否定にしか受け取れなくて、
クイズもビンゴもゲームも縄跳びも
正解で、1番で、勝ちで、上手でないと
許せなくて、
「友だちがいないよ~」
と泣いていたことを思い出してしまう。
どんな話をしてみても
0か100か、白か黒かの基準が普通だと、
なかなか2から99やグレーは
楽しめないらしい。
むしろ許せないらしい。
今じゃほんとに、嘘みたい。
たまに顔を出すけれど、
「仕方ないよね」が芽生えたから
本人も楽になれただろうと思う。
◇
後半になり、一年生たちはいい具合に
ぐだくだし始めた笑
次男も慣れたのかのけ反ってる模様…
ついこないだまで幼稚園児だったんだもんね。
幼稚…🐤
集合写真のときには1番前の椅子に座り、
足を組んでいた…
隣の女の子のスカートに
足が当たっている(やめなさい!!)
撮影が終わると、気安く校長先生に
何か話しかけていた。
この子の場合は、緊張度が0か100。
式も終わり、お帰り。
次男は靴置き場の床にランドセルを置いて、
中靴だけ手に持って外へ駆け出していた。
(ランドセルは背負うし、中靴は置くのよ)
先生たちに何度も呼ばれていた。
靴を履く場所へ進めず、
人混みに紛れていた私は、
それを黙って見ていた…
(もう疲れてた(*´,_ゝ`)…)
よし!最後は写真撮って帰ろー
そんなとき、旦那を中心に
くるくる走り回っていた次男は
豪快に転んで、両膝を擦りむいた。
m(。≧Д≦。)mもー立てない!歩けない!
晴天でも、、涙の雨が…
ズルいけど
「あ~立ったらゲーム買ってあげたいよなぁ」
「立って写真撮って、歩いたなら、
そんなことが起きたらゲームあげたいよなぁ」
みたいなことを連発した。
次男は立ち上がり、泣き顔が笑顔になり、
私にたくさんキスをして、
写真を撮りました。
看板前でなく、看板横だったけど、
後ろに国旗がはためいていたし、
よかったです。
◇
春休みや放課後の児童センターも
始めはスッポンだったけど、
迎えの頃には知らなかった子と一緒に
遊んでいて、新鮮。
「もっと遅く来たらいいのに!!」
と言われる(あるある、ですね)
給食始まるまでお弁当を作る私の方が
危うい…もぐらのような目をして作る。
次に何をしなきゃないかとか
頭が働かない。
若い頃は訳もなくウキウキする春だった。
今はそんな余裕はないけど、
この季節は、どこからともなく
溢れるエネルギーが漂ってる。
花粉も然り…(私はブタクサぽい👃💦)
どんな変化や試練があっても、
倒れぬうちは
決まって花開く桜の淡々たる強さ。
花が散れば、葉が繁って、
たくさんの栄養を作る。
当たり前のことを、当たり前にする姿は
とても強くて、憧れる。
樹齢のある木と話してみたいものだ。
そんな空気に力をもらいながら
長男や次男のことを
いい距離から応援しようとおもいます。
そして、交通事故などは
絶対起きないで欲しいし、
起こさないように気を付けたいと
思います。