ドラマ1122 第1話
原作漫画を読んだことがあった。
何年も前に読んだものなので、ストーリーもほとんど覚えていないけれど
ずるい
そう感じた自分の心だけは覚えていた。
このお話は不倫(公認の?)から始まり、夫婦の新しい形を模索していく。
私は不倫をしたいと思ったことは一度もない。全く羨ましくない。
わたしは当時なぜそう感じたのだろう?
渡辺ペコさんの作品が好きだ。
正直な登場人物たち。
人の心のドロっとしたところも真っ直ぐに描いてくれる、信頼している作家さんだ。
ドラマの感想を書くのは初めてなのに、書いていたらなんだか偉そうになってしまった。
あくまでも、個人の感想と考察として読んでもらいたいです。
いい夫婦?
イチコとオトヤは「いい夫婦だね」と評される。
イチコ自身も自認しているし、姉にそう言われたオトヤも異論はなさそう。
相手に遠慮せず、伝えたいことを伝え合える。
イヤなことはイヤと言えるし、
相手の意見を尊重できる。
互いに思いやりを持っているし、
二人で何かをするのをお互い楽しんでいる。
しかし二人でいる時のイチコとオトヤの表情は、
何か一枚薄い膜がかかったような
「他人事」な空気を纏っている。
違和感の正体
いい夫婦に見える二人の違和感の正体
それは「セックス」というカードが不自然に伏せられていることだ。
性欲を軽んじている。
声をかけるときに手が触れることはなく
スマホの画面を一緒に見るときもくっつかない。
向かい合っても、並んでも、交わることはない。
ズレた瞬間
ある時オトヤはそれを求めて、イチコに拒否された。
そしてその瞬間、「セックス」というカードを諦めて、伏せた。
イチコ自身は忘れていたが、
カードを伏せる原因となったのは自分だと思い出させられたことで罪悪感を抱く。
最初はちょっと拗ねただけだったかもしれない(オトヤが)
ちょっと思いやりが足りなかっただけとも思える(イチコが)
でもお互いに、それを冷静に解析できなかった。
しなかった。
他の部分ではとても理性的に過ごしているのに。
2話以降
「いい夫婦」はある一箇所の掛け違えを、
そのまま上塗りで自分たちの良い形を模索していくんだろう。
漫画を読み返すのはドラマが追いついてからにしようと思う。
ドラマから入った人と一緒にワクワク追いかけたい。
そして、私が抱いていた印象
ずるい
を解明できたらと思う。
ドラマ版と漫画版の印象
ひとつだけ原作を知ってる身として気になる点をひっそり語りたい。
オトヤンが可愛すぎる。
こんなにキラキラ、るんるん、可愛かったっけ?
もっと「しれっとした」男じゃなかったっけ?
この可愛すぎるオトヤンが今後どんな印象に変わっていくのかすごく楽しみなのです。
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