母という呪縛 娘という牢獄
インスタグラムの誰かのレビューで、面白そうと惹かれ、読みたくなった。
本当は本を読みたかったが、図書館は10人待ち。買うのもなぁ…と思って、オーディオブックで聞いてみた。
オーディオブックなどの、聞く読書は苦手で、きっと途中で終わるだろうな~と思っていたが、予想以上に面白く、すぐに聞き終わってしまった。通勤しているときも、家事をしているときも、ずっと聞いていた。いつの間にか終わっていた。「実話」というところが特に面白い点である。
この話は、「執着」という印象を受けた。最初は愛情だったのだろうが…。母親が生きてきた中で満たされなかったことを、娘を介して満たそうとする物語。そこに「悲劇」が生まれる。
何事も執着してはならぬと感じた。私も、周囲からの承認欲求を満たしたい欲が強めのタイプだから、この母親の気持ちが分からなくもない…。もしかしたら、だれしも持っている悩みなのかもしれない。
しかし、やはり他人に求めるべからず。
やるなら「自分が好きでやっている」くらいの気持ちが大事なのだと思う。
久々に面白い本を読んだ。(聞いた)
これからも、夢中になれる本に出会っていきたい。