![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165717583/rectangle_large_type_2_4a678cdd1bf994d915d6fcba5c446118.jpeg?width=1200)
DIC川村記念美術館。行けるうちにできる限り行かなくてはと強く思った
■来館日時とか
2024年11月27日(木)11時頃~食事含めて15時くらい
夫と
当日のみチケット購入可、大人1800円
『西川勝人 静寂の響き』展を開催中
■行ったきっかけ
とても素晴らしいということで元々名前は知っていた美術館。でもわが家からはとても遠いし、アクセスもよろしくなかったので足を運ばないままでした。ところが25年3月に閉館してしまうと知り、ようやくようやく重い腰を上げた次第。
美術館自体も常設コレクションも企画展も素晴らしく、なんで今まで行かなかったのかを嘆きました。閉館することになってしまったのがとても惜しく、何事も在る時に大切にする、投資する(ここでは足を運ぶ)ことが大事だと痛感しました。
閉館した後のこの素晴らしいコレクションや建物はどうなってしまうんだろう。。情報を追っていきたいです。
■長い時間を過ごしたところ
【常設コレクション:マーク・ロスコのシーグラム壁画】
通称ロスコ・ルーム。ロスコのシーグラム壁画を展示するために作られた部屋。没入感があります。ずっと座ってられる。
特に1枚、好きだなぁと思うものがあり、眺めながら色々と思考が飛びました。静寂、というよりは静謐な空間で、自分を見つめ返してくるような画を眺めていると、境界線が曖昧になって、ただひたすらそこにいたいと思わせる空間でした。ビジターがたくさんいても気にならなくなっていく感じ。
【企画展:西川勝人 静寂の響き】
展示スペースは大きく分けて2ヶ所3部屋とそれらをつなぐ廊下。どれも素適な空間でした。部屋、そしてガラス窓の向こうの木々の様子も含めて作品としての一体感。空間そのものを味わう作品だと思いました。今回は川村記念美術館へ行くということが目的だったのですが、あまりにも好きな感じの作品で、良い出逢いとなりました。感謝です。
作品のタイトルも腑に落ちるものが多く、わかりづらそうでいて通じる部分があります。『茎』や『水』など、その瞬間の切り取り方が静かだけど強さがある感じがとても良かったです。
写真が撮れないので説明が難しい。。。でも写真撮影可でしたらあの空間も生まれないでしょう。
【サイ・トウォンブリー】や【フランク・ステラ】も良くてついグッズを買ってしまいました。ロスコや西川勝人は作品の在る空間を含めて好きなので、買わず。
■他にも素晴らしかったところ
手入れされた庭の散策や、人気のレストランでの食事も愉しかったです。これは維持コストがかかったでしょう。本当に本当に機会あるごとに足を運んで投資をすべき美術館でした。
閉館となってレストランも予約が取れなくなっているので、当日早めに行きまずは整理券を入手することをお勧めします。入館チケットを買う前にレストランの整理券、それからチケット購入、美術鑑賞、庭園散策、食事の流れがベターです。