時給10円アップした。

タイトル通り、パートの時給が10円上がった。
以前から、介護職員の給与UPのニュースが度々取り上げられ、
「私の場合はどうなるのかな」と僅かながらの期待を抱いていた。

4月に入り、給料が上がる文書が会社から各施設に送られてきた。
「介護職員処遇改善加算」として、
職員、月給パート  月額6000円
時給パート  時給10円

この文書を見たのは仕事中で、この大きな数字の差にやる気が失せた。
私は1日5時間、月16日勤務なので、月額800円上がることになる。
給料が上がることは喜ばしいことなのに、なぜか虚しい。

自分の価値は時給10円UPに留まるのだ。と思うと胸がギュッとなった。
この文書は今も貼られている。

子供の行事や予定で、休み希望は多いし、15時半に帰れるなんて、いいよね。だからその程度の価値でしかない。
職員とパートの差をつけないと、職員さんも納得いかないだろう。
仕方ない。割り切るしかない。
入居者さんには全く関係ないし、こんなことでやる気がなくなるなんて、失礼だ。
いつも通り、目の前のやるべきことをやろう!
なんとか気持ちを持ち直したけど、この会社を辞めるのを1年早めた。

息子が小2になる時に辞めようと思っていたけど、あと2年は気持ちが持たない。
色々考えたら、小1からでもフルタイムで働くのは物理的には可能だ!
これは、以前からやりたいと思っていた、障がい児支援の職員になるよいきっかけをもらったのだ!

マイナスに思える出来事だけど、逆に背中を押してもらった!

今の職場に在籍しているケアマネさんから、様々なことを学ばせてもらっている。
認知症について、接し方について。仕事への思いについて聞かせて頂いたこともあった。

「あなたしかこんな事してくれる人いないから」
「いつも入居者さんと関わってくれてありがとう」
「昨日の記録読んだよ。いつもありがとう」
「施設長があなたのこと、とっても褒めてたよ」

顔を合わせるたびに褒めてくれる。
素直に嬉しい。

だけど、私は褒められるようなことしてるのかな?
目の前にいる入居者さんたちが、どうしたら充実した毎日が送れるか、役割を持った生き方ができるか。いつも考えているだけ。
私は、介護職員初任者研修を受講しただけで、それ以上の知識もないし、経験も不足している。
だけど、今の自分ができること考え、自ら動く。
それはできる。

自分のやっていることに正義も何もない。自分の能力はわかっているつもり。
それ以上でも以下でもない。

そんな自分でも「ちゃんと見てくれて、評価してくれる人がいる」
素直に嬉しい。
それは何をする上でも、モチベーションに繋がる。

今の職場は人間関係もいいし、明日仕事か〜。と憂鬱になったことは1回もない。
割と「楽」だ。
だけど、もう少しスキルアップしたい。
他の福祉の現場を見てみたいなと思う。

来月から、介護福祉士実務者研修が始まる。
新たな知識を得られるのが楽しみ。


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