私と私を見る私

夜は私に会いたくなるんだ
昼間の私よりもっと深くの熱い私
奥で眠る私を静かに起こしてお話をしよう
準備はいいかな さぁ行こう

真夜中に家を抜け出して
星空を観に行こう
「寒いね」って白を吐きながら
笑い合って温め合おう

私は貴方が大好きよ
いつも一生懸命生きていて
答えを探そうと考え尽くすよね
「大丈夫かな」って心配になるくらいに

貴方をよく知らない人は
冷たいだとか甘えてるだとか
傷付くとも知らないで平気で槍を投げるよね
知らないからこそ決めつけて偉そうにさ

でも私は知ってるよ
貴方が頑張り屋さんなこと
たくさん泣いてきたこと
つらくても楽しもうとしたこと

ズタズタになった心を抱えて
疲れ果てた脚で歩いてきたよね
ボロボロになっても抱き留めたまま
よくここまで来れましたね

今だって絶え間なく傷が出来て
苦しいよね 私だから分かる
よくここまで生きてきました
私と貴方だけのハグをしよう
星空輝く一人(ふたり)だけの街で

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