不足感と満足感
辞書で調べたところ次のような意味が出てきたので、考察したい
①不足感とは『物足りない』『充分でない』と思い、もっと欲しいと求め続ける『欲求不満』の気持ち
②満足感とは『自分の思い通り』に事が運んで満ち足りて『文句なし』の気持ち
私たちが日々生きていると、①の気持ちが強くなる事が多いのかもしれない
これまでの社会構造がそうだったかのように『不足感』が心の大半を占めてしまっている
『満たされない気持ち』を常に抱えて過ごしている
仕事、恋愛、人間関係、地位や人気、欲しい物、理想の未来、理想の住まいなど
求め続けることには、『キリがない』
その『不足感』を『埋めるための行動』を取り続けている
『不足感』は物や人・体験などで、簡単に埋める事は出来ても、(困難な事象に対しては)時には埋められない事態も起きてくる(人生の中で)為に、『幸せな気分』を感じにくくなってしまう
ゆえに、滅多に得られない『幸せ気分(絶頂感)』を感じたいが為に、必死になって求め続ける
(躍起になって頑張ってみたり、無駄な努力を続ける)
このような『幸せ感情』を求める姿勢は、とても『不安定』な状態である
永遠に幸せを求めるループにハマってしまっている
反対に『満足感』とは、『自分の思い通り』という字面のごとく、何事においても『幸せな気分』に浸れているという状態だ
そして、それは『不足』している訳ではないので、誰かに何かを『与えたい』と感じているということ
例えば、宝くじで『大金』の当たった人の心の中は、おそらく『満足感』で満たされている
このお金で『アレをしよう』『ずっと欲しかったものを買おう』『大切な人や仲間に美味しい物をご馳走しよう』など
『与える』ことに意識が向いている状態だ
その対象は『自分』かもしれないし、『他者』かもしれない
それは性格や生き方が反映されてくるので、何とも言えないのだが
少なくとも『もっと欲しい』『満たされたい』という気持ちは湧いてこないはずである
この『満たされた気持ち』は自分の欲望が『限界』まで達している状態だ
そして、この気持ちが延々と続いていく限り、人はおそらく『幸福感』を持ちながら生きていける
つまり、この行動を『繰り返し続けていく』ことで、不足の事態に陥ることなく、
無限(♾️)の幸せループ(満たされループ)にハマることが出来てくるのだ
例えば私の話で言うと、子供が『やりたい!』と思うことに率先して準備などの支援をする(無償の愛ともいう)
そして子供が自分のやりたかったことに目を輝かせて夢中になり、楽しそうに過ごしている
それを見た私も『幸せな気分』に浸れる
これは誰かに『与えた』行動により、人に影響を与えたことで、自分が『満たされた』ということだ
『求める』を先にしてしまった場合、負のループに陥ることは想像できるだろう
『与える』を優先していくことは、与えられる相手の『幸せ』を願うことであり、願ったものは自分に返ってくる
『相手の幸せ=自分の幸せ』というループを生むのだ
相手を傷つけてしまった場合、自分にも責めや怒り、悲しみの感情が湧いてしまう
『相手の不幸=自分の不幸』というループにハマってしまっているということだ
『不足感』を埋める(欲求)生き方ではなく、『満足感』を得られる(誰かを満たせる)生き方へ『シフトチェンジ』していくことで
『幸せ気分』で満たされた、成長し続ける人生を人は歩んでいけるのだろう
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