濡れタバコの連絡ノート第一回 「何処までも正しい石川優実」
さて、第1回目は近代麻雀水着祭と我らが孤高のエース石川優実女史について。
ことの発端は、昨今世間を賑わせてやまない「近代麻雀水着祭中止騒動」。今更説明するまでも無いかもしれないが、少しこれについてお話しさせて頂く。
指定暴力団竹書房より出版されている麻雀情報誌「近代麻雀」。この誌名を利用したグラビアイベント「近代麻雀水着祭」。今年のイベントでは埼玉県の「しらこばと水上公園」が選ばれていたのだが、開催日直前の今月の頭に入って地元埼玉の共産党県議団が「市民の憩いの場でなんて下品なイベントを!許せない!ムキーッ!」と埼玉県に中止を求め、急遽中止に追い込まれたという事件。まあ何時ものフェミニストの伝家の宝刀キャンセルカルチャーだ。
これに対して、カメコや参加予定者たちからは「折角の楽しみが奪われた」や「仕事がキャンセルになって経済的損失が発生した」といった怨嗟の声がネットに広がっており、ネット世論の多数派も彼ら彼女らに概ね同情的なようだ。個人的には、仕事がキャンセルになり経済的損失を被ることになってしまったグラビアアイドルの方々には、かなり同情するが、許可を取っていようが、運営がグラビアというセンシティブな内容のイベントを市民公園で行うという脇の甘さが晒したという事になるのでは無いかと考える。だから、グラビアアイドルの皆さんは本当に可愛そうだが、運営はフェミニストの矢面に彼女達を晒してしまったという責任はあるというのが、私の所感だ。
さて、ここで飛んで火に入る夏の虫。この騒動についてやはり期待を裏切らないのがこの女、我らが孤高のエース「石川優実」女史のご登場である。
この一件が小康状態になったさる6月12日に石川女史が決定的な一言を投下して下さった。「グラビアという文化は日本だけであり海外には存在しない」なんという一本筋の通った言説であろうか。これはもう流石としか言いようがない。彼女は、ここでも鮮やかに一貫性を貫いて下さった。つまりこういうこと。「アメリカのプレイボーイやペントハウスは強者男性たるイケメンハイスペックカメラマンが純粋に女性の美を追求した芸術雑誌であり、日本の近代麻雀やヤンマガのような卑しい弱者男性の慰み物とは根本的に性質が違うの!ムキー!」この期に及んでもなお、弱者男性の卑しさをこれでもかとあげつらい、強者男性の同様の行いを凄まじい論法で正当化する初志貫徹ぶり。まさに匠の技といえるだろう。
何処までも弱者男性叩きの正しさを追い求めて、あらゆる情緒論を一つのロジックで吹き飛ばす。今回の一件で改めて石川女史の「正しさ」をまざまざと見せつけられた。
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