キッチンの相棒
昨日ドライカレーを作っていて、ふと思った。
「この竹べら何年使ってるっけ?」
思い起こすと、大学に入った時から使っている。もう、27年目になるのか…。長い付き合いだ。竹べらなので、元はうすーい茶色だったと思う。今見るとこげ茶色、先の方は黒に近い。いつのまに、こんな姿になったのか。
この竹べら、非常に使い勝手が良い。一度新しい竹べらを買ったことがあるが、微妙なカーブがあり使いにくかったため、今もきれいなままだ。結局、今まで通り古い竹べらを使っている。もう捨て時がわからない。とても古いのだけれど、愛着があり、これ以上の物に出会えていない。もう折れるまで使おうと思っている。27年使って折れないのなら、私がおばあちゃんになるまでもつんじゃないかしら。
ちなみに、実家の竹べらも黒くなっている。母が愛用している竹べらは、父が作った。やっぱり使い勝手が良いそうだ。ヘラの部分が少し細めのフォルムで、炒めるにも混ぜるにもちょうどいいのだそう。たぶん、このままずっと使い続けるだろう、母も私も。