週末野心手帳
私は2023年から、『週末野心手帳』という手帳を使用している。
やりたいと思いながら、結局できなかったなぁーとか、やりたいと思っていたこと自体忘れてた..ということは結構あると思う。
でも人生は有限で、いつでも行けると思っていた場所に行ける明日が訪れない可能性もあるのだと、父の死を通して痛感した。
だから、やりたいと思ったらすぐに書き留めて明日にでも、週末にでもやった方がいい。
『週末野心手帳』には欲しいもの.やりたいこと100というページがある。
今年のGWは夫と子供達で夫の実家に帰省した為、私には3日間、1人時間が出来た。
友人や母との約束で2日は埋まっていたが、丸1日1人の時間があった。
何をしようか当日の朝まで決めていなかったけど、『週末野心手帳』のやりたいことリストを見て、あっ!となった。
電車で一駅のところにあるお寺で毎週土曜日の午後、約1時間の坐禅会が無料で行われているのだ。
土曜日は家族で過ごすことが多い為、なかなか行ける機会がなかったが、その日はたまたま土曜日。
坐禅会は15時からなので、時間もまだまだある。これだ!と思い、その日のスケジュールを決めた。
まず朝から家事など一通りして、昼食用のホットサンドを作る。
駅の近くにある自然豊かな公園まで散歩しながら向かい、公園でシートを敷いてホットサンドを食べて読書をする。
公園を後にしたら、乗る予定の電車の時間まで、駅前のカフェでコーヒーを飲みながら、ずっと書きたいと思っていた文章を書いてみよう。
それから電車に乗ってお寺に行き、坐禅会に参加。
お寺の最寄駅のいわゆるせんべろ的な立ち飲み屋を覗いてみて入る勇気があったら入ってみたい。
よーし!!
まずは公園。
今まで子供達と一緒に来ていた公園に初めて1人で来た。それだけで新鮮な気持ちだった。
芝生の上で食べるホットサンドはとても美味しかった。
カフェではノートとボールペンをとりだし、ずっと書きたかったことをつらつらと書き始めた。
この時はまだnoteも始めていなくて、誰かに見せるつもりではなく、とにかく気持ちを言葉にしたい一心で書いた。
そして、いよいよ坐禅会に参加!
とても近代的でキレイなお寺で、ロビーではコーヒーやお茶が飲み放題。甘いお煎餅も1人1枚食べて良いらしい。素敵。
毎週参加されているらしいシニアの方のコミニュティが出来ていて、彼らの話になんとなく耳を傾けながら、坐禅会が始まるのを待つ。
坐禅会では、まず手の組み方、足の組み方、視線の位置、呼吸の仕方などの基本を教えてもらう。
そして50分間の坐禅。(警策で肩も打ってもらえる。)
5分間の読経、5分間のお坊さんのお話で約1時間。
坐禅を終えると、なんだか言葉では言い表せない清々しさがあった。
正直、初めの10分位は色んなことが頭の中をぐるぐるしていて足がしびれるし、まだ終わらないかな...なんて思っていたけど、そこを乗り越えると段々集中できるようになった。
全くの無の状態にはなれなかったが、回数を重ねると無の境地になれるのだろうか。
帰り道にせんべろ立ち飲み屋を覗いてみたけれど満席で、その場で待つ勇気が出ず、家で1人飲みすることに決めて、スーパーで買い物をして帰った。
以前の私なら、丸1日1人の時間があったら韓国ドラマを見続けて終わっていたかもしれない。
もちろんそれも良いのだけど、週末野心手帳のおかげで、ぼんやりとやってみたいなぁーと思っていたことを実現することが出来た。
これからも毎年、やりたいことを更新して少しずつでも叶えていけたらいいなぁ。
週末野心手帳
↓
GWにカフェでノートに書いた文章はこちら
↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?