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ソロ活女子の女子のススメに学ぶ自分を自由にするということ


私は気軽に見ることが出来て時に『深い...!』と思わせてくれる30分ドラマが結構好きだ。

中でも『ソロ活女子のススメ』は大好きでシリーズは全て見たし、主人公の五月女恵が行った場所に行ってみたりもした。

少し前に現存する最古の回転テーブルがあるという、目黒のホテル雅叙園東京内の中華レストラン『旬遊記』にもドラマの影響を受けて、母と2人で母の日にランチをごちそうするという名目で訪れた。

旬遊記 ランチコース
食後のジャスミン茶
東京都指定有形文化財「百段階段」

私がこのドラマを好きな理由は、実際にある場所を紹介してくれるので単純に行ってみたい!と思えるのが楽しいということもある。

でもそれだけではなく多分かつては『男だから』とか『女だから』とか『若くないから』『独身だから』『既婚だから』『正社員だから』『契約社員だから』とか様々な世間の尺度でものごとを考えて、縛られて、他人の目が怖くて、それらをやりたいことをしない自分への言い訳にしていた主人公が、それを打ち破って自分の行きたい場所に行く。職場でも『ソロ活があるのでお先に』と堂々と言う。
カップルや家族連ればかりの場所にも1人で堂々と行く。その姿を見るのが好きなのだ。

考えてみれば、自分の行きたい場所に行くことも、定時で帰ることも、カップルや家族連ればかりの場所に1人で行くことも、当然ながら誰にも禁止されていない。

なのに正体不明の『誰か』の視線が気になって、やりたいことが出来ない。

そんなのはおかしい。

一度きりの自分の人生なんだから、自分のやりたいことをすればいい。

そういうメッセージを発信してくれているのだと勝手に解釈している。

先日ずっと行ってみたかったラーメン屋さんに1人で行ってきた。

本格的なラーメン屋さんはカウンターのみのことが多く狭くて子連れ向きではないし、友達とご飯を食べる時はゆっくり話せるお店であることが必須条件なので、なかなかラーメン屋に行ける機会がない。

それに行きたいと思っていたラーメン屋は、居酒屋等が並ぶ通りを抜け、キャバクラ、ホスト街を抜け、さらにディープさを増した通りも抜けたラブホテルの隣にあるのだ。

ラーメン屋には時々1人で行くことがあったけど、ちょっと場所がディープ過ぎるな..と少々躊躇いが生じた。

思い切って歩いてみると、奥に行けば行くほど人通りはなく女性1人で歩く人は1人もいない。
隣のラブホテルには送迎と思しき黒い車が止まっている。

やっとこさラーメン屋の列に並ぶ。
こんな場所にあるにも関わらず行列が出来ているが、たまたまかもしれないけど列にも男性しかいない。

でも多分誰も私のことなんて気にしてないだろう。みんなラーメンが食べたくて来てるんだから。

そう。正体不明の誰かの目を気にしているのって実はとても自意識過剰なんだと思う。

みんな自分のラーメンのことで頭がいっぱいのはずなのだ。

あつもりトッピング全部のせ


ディープな街を抜け、行列に並んで1人で食べたラーメンはとても美味しかった。

ちょっとした羞恥心や自意識に打ち勝って、食べたかったラーメンを食べる。

とても小さなことだけど、ラーメンが美味しかった嬉しさだけではなく、自分の気持ちに正直になった自分に対して不思議と自己肯定感が少し上がるを感じた。

ドラマの中で印象的なのがシーズン1の時にはモノクロの洋服ばかり着て、お化粧もあまりしていなかった主人公が、シーズン4ではカラフルなファッションで明るい口紅をつけていることだ。

自分で自分を自由にして、満たしてあげることは自己肯定感をあげて、気持ちを明るくしてくれるのだ。

今度は五月女恵も行っていた、せんべろ酒場に挑戦してみたい。

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