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子宮の中は商店街?

胎内記憶は4歳をピークに徐々に薄れるらしい。

2歳頃の言葉を話し始めた子にさりげなく『お母さんのお腹の中のこと覚えてる?』と聞いてみるのが良いと知って、子供達が2歳くらいの時に聞いてみたが、『?』といった感じで思っていたような答えは得られなかった。

しかし、ここ半年位だろうか。
小4娘と小2息子で楽しそうに胎内記憶談義で、しばしば盛り上がっているのだ。

内容は『お母さんのお腹の中は商店街だった。』『私(娘)は先に出ていくことになって、今だ!っていうタイミングで出たんだよねぇ。』
『僕(息子)はお姉ちゃんが先に行っちゃって悲しくて商店街でずっと泣いてた』というもの。

商店街ってなに?って感じだけれど、それは2人の共通認識のようで、2人でその話をして『そうそう!』と盛り上がっているのだ。

私は作り話というか妄想かな..と思い、あまり突っ込んで聞いてこなかったのだが昨夜、娘が熱を出して先に寝ていて、息子と布団の中で話している時、息子が商店街の詳細を語り始めた。

『お母さんのお腹の中は商店街なんだよ。
八百屋さんとお魚屋さんとお肉屋さんとくじ引き屋さんがいる。
お姉ちゃんと僕は別々の家で1人で暮らしてるけど、商店街の大人達が面倒を見てくれてた。
でも1番体が大きいのは、お姉ちゃんと僕で商店街の大人達はミニサイズだよ。
お母さんのお腹の中は水だから、商店街の大人達は浮き輪で浮いてる。お店はそのまま浮いてる。
お姉ちゃんと僕と商店街の人たちはお母さんのおへそのストローから栄養をチュウチュウ吸うんだよ。
お姉ちゃんが先に出ていっちゃったから、僕は2年間ずっと泣いてて商店街の人たちが慰めてくれた。でもある日お母さんのお尻の穴ら辺に光が見えて、僕の番だ!って思って出ていったんだ。
だけどせっかく出ていったのに、お姉ちゃんは僕より大きくなってて僕のことを忘れてたから、出ていった時、泣いちゃったんだよね。』

え?すげー饒舌じゃん。

私はペラペラ喋る息子に圧倒されてしまった。
作り話にしては饒舌すぎる。

でも胎内記憶を語る年齢は過ぎてるんじゃないのか?

そして商店街とは?

※一時期子供達がハマっていた、ご姉弟物語というアニメがある。
下町でお金持ちの幼稚園児の姉弟が、両親が海外で仕事をしている為に二人暮らしをしていて、商店街の人々がそんな2人を支えながら暮らしていくお話。(色々あり得ない設定)

商店街はこのアニメから着想されている気がして仕方ない...

お母さんのお腹の中は水とか、臍の緒から栄養を送ってるみたいな話はしたことがある気がするので、それらの知識とご姉弟物語からヒントを得た作り話だとしても、その想像力の豊かさが素晴らしい。

それに姉弟で話が一致してるのも面白い。

もしかして本当に子宮は商店街だったのか?

ちなみに商店街がなく、赤ちゃんだけがいる胎内もあるらしく、商店街があるお母さんの方がお腹が大きくなるらしい。

私は娘の時も息子の時も同時期の他の妊婦さんに比べて、お腹が大きかった。
でもそれは息子には話してないと思う。

マジ??

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