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7秒タイムマシン 最終話 新たな命と幸せな未来
最終話 新たな命と幸せな未来
時が流れ、レン、エミリ、そしてアヤカは、影の預言者から受け取った教訓を胸に、静かで平和な日々を過ごしていた。家族の絆はより一層強くなり、彼らは互いに支え合いながら、未来への希望を持って生きていた。
ある晴れた日の朝、家族にとって特別な日が訪れた。エミリが新しい命を宿していたのだ。彼女は赤ちゃんを産む準備を整え、家族全員がその瞬間を心待ちにしていた。
アヤカは、母親になるエミリのそばで心配そうにしていたが、同時に大きな喜びを感じていた。「パパ、ママが赤ちゃんを産むって、すごくドキドキするけど、私、お姉ちゃんになれるのがすごく楽しみ!」
レンは優しくアヤカの肩に手を置き、「アヤカ、お前がいるからママも安心しているよ。これから一緒に赤ちゃんを迎えよう。」と微笑んで言った。
やがて、エミリは無事に赤ちゃんを出産した。家族全員が新たな命の誕生に感激し、幸せな涙を流した。赤ちゃんは小さな手でエミリの指を握り、その温もりが家族全員に広がった。
「可愛い赤ちゃん…私たちの新しい家族が増えたんだね。」アヤカは嬉しそうに赤ちゃんを見つめながら呟いた。
エミリは疲れた様子を見せながらも、幸せそうに微笑んでいた。「私たちの家族がこうして一緒にいられることが、何よりも幸せだわ。この子が生まれて、これからもっと幸せな未来が待っているわね。」
レンも深い感動を抱きながら、「本当にそうだ。俺たちがここまで来られたのも、影の預言者からの教訓や、家族の絆があったからだ。この子が大きくなったとき、俺たちが経験したことを伝えていこう。」と決意を固めた。
その後、家族は新たな日常を迎え、赤ちゃんの成長を見守りながら穏やかに過ごしていった。アヤカはお姉ちゃんとしての役割を果たし、レンとエミリは二人の子供たちと共に、愛情に満ちた日々を送った。
赤ちゃんが少しずつ成長し、家の中に笑顔と笑い声が絶えなくなった。レンとエミリは、これまで経験してきた困難や試練が、今の幸せな時間を築くための糧であったことを深く感じていた。
そしてある日の夜、家族全員がリビングに集まり、静かな時間を過ごしていた。窓の外には、いつもの穏やかな月が輝いていた。
「パパ、ママ、私たち、これからもずっと一緒だよね?」アヤカがふと尋ねた。
レンは優しく微笑み、「もちろんだ、アヤカ。私たちは家族だから、どんな未来でも一緒に乗り越えていくんだ。」と答えた。
エミリも赤ちゃんを抱きながら、「私たちの未来は、この家族と共に続いていくわ。これからも、もっとたくさんの幸せを見つけていきましょう。」と優しく言った。
レンは、ふと何かを思い出した。
「もし、父さんの7秒タイムマシンがなかったら、俺は、家族を事故で失って、自分の命さえも断っていたんだな!父さんに俺たち家族は救われたんだな、父さん…ありがとう。」
数日後、レンは、7秒タイムマシンを壊してしまおうと実家に行くと
、何故かそこには父さんの姿が…!?
ー完ー
長い間ありがとうございました。