五人衆月影35
秀
晴明
瓦版
私を憎む気持ちはそれで良い
ただ私の話を聞いて欲しい
私達は昔友がいた
強さを誇示し競い合う仲間がいた
そのともをわしは封印してわかり会える時が経つと考えだが何百年とすぎ消え失せない怨念となってしまった。
私の罪だ
私は裏切りあの黒時刀は人を殺しすぎた。
妖刀とは言えあいつは再びよみがえってくる。
月影に手渡したのではない
そして嘘を現実にするのもその刀を誤魔化して封じこめるつもりだった。
だが、ここの4人も元五人衆忍びと罪があって忍びを抜けた
だが一人だけは力に溺れた
私はまたしても失敗してしまった。
どう思う。その娘
えっどうして4人とも気づいていないと思うか。
動作で解る。顔は男にしても骨格などから気づく。
でもあいつは私の親を殺した
私がどんなに苦労したと思っている
親を失って瓦版になるのに一苦労して許せない
あなたを殺したい
じゃ俺を殺せるか何人も殺した俺を
それは
伝説とまで言われて俺は辛かった
忍びだから割りきり自分の罪がどんどん強くなる思い込みが激しいあいつに忍びを止めるか殺すしかない
でもほっとけない俺は殺しても何も改善しないと思うかどう思う?
それはそのわからない
一人だけのあいつは思い込み嘘を見破れなくなったあいつを殺すだけで解るか
それはわからないけど月影さんはどうするの
わからないけどあいつに本音をこたえるつもりだ。
俺は忍びじゃない秀だ
普通の人でいたいただそれだけだ。