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釣り手の重要性
釣り手の使い方の重要性に気づいたのは
たしか、高校2年の頃。
監督から、「釣り手をもっと動かせ」とよく言われていたが、意味がわからなかった。
「釣り手を動かすとどうなんの?🙄」
「釣り手って何?美味しいの?🙄」
と言う感じ。笑
柔道経験者なら、
背負い投げが得意な人なら
わかると思いますが、釣り手をいかに使うかで技の効果もかなり変わって来ると思います。(豪快さが全く違う)
それまで背負い投げが中途半端にしか決まらなかった。有効か、効果か、無理矢理転がして技ありとか。とりあえず投げる事はできるけど、一本が取れないし、寝技で合わせ技取ることも出来ないからいつも僅差の優勢勝ち。
身体の筋力もそれなりについて来ていたし、投げられることも少なくなって来ていた。
でも豪快な一本勝ちが出来なかった。
モヤモヤした期間をかなり過ごした。
とある日の大会で、フッと出た技が一本で決まった。この時、何も考えておらず、身体が勝手に動いたとしか説明が出来ない。
技に入ったシーンを思い出してみると、釣り手を使って相手の胸をバッと開く動作を身体が勝手にやっていた。このほんのちょっとの動作があるかないかだけで技の効果が劇的に変わることに、この時初めて気づいた。
そこから、「あぁ、監督が常に言っていた釣り手の使い方とはこう言う事なのか…」と思い、いつもより打ち込みで釣り手の使い方を意識しながらやる様になった。ここを理解出来るようになると試合運びがかなり変わってくるようになった。
結論、「釣り手は美味しい」