恩師に恵まれない問題
柔道やる上で、恩師と出会えるか出会えないかでその後の柔道人生決まると思ってる派なので、思う所をあーだこーだ書いていきます。
まず、自分は中学生の頃に柔道始めたんですが、恩師どころか、顧問すら部活を見に来なかったし、唯一の練習場所のプレハブもぶっ潰されて体育館のステージの上で練習させられるという悲惨な始まりでした。
そこから、練習場所ないし、監督もいないので1人で出稽古行くんですが、そこでもまともに教えてくれる人はおらず、ひたすら強豪選手にぶん投げられる日々でした。
恩師いないし、アドバイスくれる人もいない。
柔道のまともな知識もないまま中学時代は地区二回戦敗退が最高戦績(?)でした。
中学を卒業後、高校でも柔道やると決めていました。
「恩師と出会えれば何か変わるはずだ!」みたいな希望は一切なく、
「すげえ、この学校は毎日部員が来て柔道場で練習できるんや。体育館のステージの上じゃないんや。」という当たり前の事にめちゃ感動していた事を鮮明に覚えています。
高校時代の監督は、岩手県高校柔道の理事長を勤めている方でした。大きな体格で毛深くて見るからに強そうな体育教師兼柔道部監督でした。
普段から黙って練習を見ているだけの先生で、これと言ったアドバイスもそれほどするタイプではなく、技術に関する質問に行けば熱心に教えてくれるし、週一回の交換日記(?)みたいなモノに質問を書けば、長文でノートびっしりに文章を書いて教えてくれる人でした。
ここまで熱心に柔道に関して教えてくれる人は人生で初めてだったので、嬉しかったことを覚えています。
自分が試合で勝っても負けてもそれほど多く語るわけではありませんでした。
負けた時は冷静に「お前はあの試合で何がダメだったと思う?」と聞いてくれて、一緒に解決策を考えてくれるような人でした。
監督は、自分が高校2年生の頃に別の学校に転勤していきました。だから、わずか2年ほどの付き合いでした。たった2年の付き合いなのに、先生が教えてくれた言葉が今でも金言として胸の中に残っています。