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大谷翔平選手にとって、野球は人生そのものではない?!

私は2006年に夫婦問題カウンセラーになり、2007年に起業しました。
それ以来、無我夢中で仕事をして、ご相談者の方たちが喜んでくれるのを自身の喜びにして働き続けていました。

身体もへとへとになった頃、世の中はコロナに突入しました。
コロナになってから新規のご相談者が激減する事態を向かえます。
時間があるということで、ホームページのリニューアルに取り組みました。新しい制作会社に依頼しましたが、私の知識が足りなく、制作会社の言いなりで作った結構値段の高いホームページはデザインはいいものの、何の役にも立たない、駄目な箇所がドンドン目立ってくるようなホームページでした。

2021年10月のことでした。ホームページについて勉強したいと伺ったパソコン教室で「こんな子供だましのようなホームページ良く作ったね」と言われ、その帰り道は、さすがの私もぐったり肩を落とし涙が勝手に出てきたことを思い出します。

新しい制作会社を再び探して依頼をする方法もあったかもしれないのですが、自分に知識がなければ、この不安から抜け出せないと思い、まずは勉強するしかないと来る日も来る日もホームページについて勉強していました。
 
そのような中で、唯一の楽しみはメジャーリーグでした。
そして、ある考えが私の頭の中に浮かびます。

それは、「大谷翔平選手は野球が人生そのものなんですね」と誰かがテレビの中で言った瞬間でした。
その考え、もしかしたら違っている。翔平はそう思っていないかもしれないと。

私は人生をかけて仕事をしてきました。
それはそれで良かったと思っていますし、その気持ちがなかったら今の私はないと思います。しかし、人生かけるのと人生そのものと思うのは違っているかもしれないと思えたのです。
 
勉強しても修正しても上位表示されなかったり、上位表示されているキーワードは検索する人が少ないなど、Googleの検索の世界はそう簡単ではなく、ずっと毎日が苦しく辛かったのです。
毎日が辛く苦しいのは、私の場合、仕事が人生そのものになってしまっているからだと大谷翔平選手を見ていて気がついたんです!
 
人生そのものと思ってしまうと失敗をすれば失敗の人生と思ってしまいます。
人生かけてやっているけど、人生そのものではないとすれば、もし失敗しても、よく人生かけることができたなあと思えるわけです。
 
その日から、毎日やっていることは同じでも、自分を客観的に観ることができるようになって来て楽になってきました。
 
2021年10月にできたホームページは、どんどん変化を遂げ、元気を増してきています。
メジャーリーガーの大谷翔平選手にありがとうと伝えたいと思います。
 
夫婦関係に、自分を知りパートナーを知る距離感が必要なように、仕事と自分の間にも距離感が必要であると身をもって知りました。

夫婦関係においても、パートナーが自分そのものではないとし、パートナーの考え方や行動が自分と違ったものだとしても、勝ったり負けたりのゲーム感覚を持ちながら生活して行くのがいいのかなと思います。
「絶対に、いつも勝たないとイヤ」「自分が正しいから勝って当たり前」になってしまうと辛いですね。

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