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【哲学対話】「ニーチェの永劫回帰」をわかりやすく解説 ~同じ人生を何回も繰り返すって、本気で言ってるん?~

先生
今日は、ニーチェの「永劫回帰」について話そうと思う。哲学の中でもちょっと深いテーマだけど、意外と日常に応用できる考え方なんだよ。
「永劫回帰」っていうのは、「人生が永遠に繰り返されるとしたらどうする?」っていう問いなんだ。


?同じ人生をずーっと繰り返すんですか?いやいや、それしんどいだけやん。私、昨日スーパーで買い忘れたコロッケを思い出して絶望したのに、それまた繰り返すんですか?


先生
そう、それも含めて「繰り返す」ってことになる。でも、ニーチェのポイントは、「その人生を受け入れられるかどうか」なんだよ。


いや、受け入れるも何も…スーパーで買い忘れはまだええけど、会社でミスしたとか、上司に怒られたとか、それも永遠にですか?絶対無理~~!!


先生
(情緒どうした!?)わかるよ。でも、そこで考えてほしいのは、「同じことを繰り返すとしたら、どう生きるべきか?」ってことなんだよ。


生徒
うーん、つまり「今日をどう過ごすかが大事」ってことですか?でも、そんな毎日全力で生きろとか言われても、無理ですよね。私、家帰ったらダラダラしたい派ですし。隙あらばNetflixですよ。


先生
そう、いきなり全力で生きろなんて難しいよね。でもニーチェは、「良いことも悪いこともひっくるめて、『もう一回やりたい』と思える日を作ろう」って言ってるんだ。


生徒
日常を作るって、なんか理想高くないですか?先生、それって…つまり自分で「人生の監督になれ」的なことです?


先生
(なかなか鋭い!)そう、それに近いね。人生を自分で演出して、どんな日でも「これで良かった」と思えるようにする。


生徒
でも、つらいこともあるじゃないですか。それも肯定するって、なかなか難しいですよ。


先生
うん、つらいことを肯定するのは簡単じゃない。でも、そういう経験も含めて「これがあったから今の自分がある」って思えるようになったら、それはすごい強い生き方だと思わない?


生徒
なるほど。それなら「過去のミスも学び」っていうポジティブな解釈でいいんですね。じゃあ、今度ミスして怒られても、「あ、これは私の永劫回帰の一部やな~」とか思ったらいいですかね?


先生
(笑)まあ、そういう考え方もありだね。そうやって自分の経験を受け入れていくことで、「繰り返してもいい人生」が見えてくると思うよ。


生徒
でも、どうせ繰り返すなら、もっといいスキルとかアイテムを持った私でスタートしたいんですけど。それ無理なんですか?


先生
(ゲーマーの発想だな)んーと、それはちょっと違うかな。ニーチェは、「今の自分をどう変えるか」を考えるためにこの問いを使ってるんだ。だから、まずは「今日をどう生きるか」を意識するのが大事だよ。


生徒
そっかー、ほな今日からちょっとずつ「これなら繰り返してもええわ」って思える日を作る練習します。でも先生、これってけっこうプレッシャーですよ?


先生
確かにプレッシャーかもしれない。でも、「繰り返してもいい」と思える瞬間が少しでも増えたら、それだけで意味があると思わない?


生徒
うん、なんとなくわかりました。じゃあ、とりあえず今日は寝る前に、何か楽しいこと一個しときます。Netflix見る以外で!


先生
(Netflix以外を選べるのか…?)それいいね。少しずつでいいから、「繰り返したい」って思える日を作っていこう。


まとめ

ニーチェの「永劫回帰」は、「人生が永遠に繰り返されるとしたら、どう生きる?」という問いです。一見難しい哲学のようですが、日々の行動を見直すためのシンプルな指針にもなります。

「この1日をもう一度生きたい」と思える日を、少しずつ増やしていきませんか?

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