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「あっという間の人生」にならないよう、通勤通学に取り入れたい習慣
大人になると、1年の終わりに「あれ?もう年末!?」くらいに感じられる――そんな感覚、ありませんか?(2025年の1月もあと半分しかないって信じらない...)
ふとした瞬間に「どうしてこんなに時間が早く過ぎるんだろう?」と考えたことが、私にはあります。子どもの頃は1週間でもずいぶん長く感じたのに。
この問いに向き合ううちに、「時間の流れをどう感じるか」は、自分の脳の使い方次第だと気づきました。今日は、その気づきについてお話しさせてください。
同じ体験は、時間を圧縮してしまう
まず、こんな問いを考えてみてください。
「あなたは通学路や会社への通勤経路を、細部まで覚えていますか?」
おそらく、「ざっくりなら覚えているけど、細かいところまでは……」という方が多いはず。これは、脳が同じような体験を「圧縮」してしまう性質があるからです。何度も繰り返す道のりは、「毎回の記憶を取っておく必要はない」と判断され、ざっくりした記憶だけが残る仕組みになっています。
大人になると経験値が増え、日々の生活において「同質な体験」が積み重なります。結果として、時間が短く感じられるようになる――そんな仮説を立てました。
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印象に残る「異質な体験」の力
一方で、旅行の思い出は鮮やかに記憶に残っていますよね。行ったことのない土地、見たことのない景色、初めての体験。これらは脳にとって「異質」であり、圧縮されずに記憶されやすいのです。
では、日々の生活でも、この「異質な体験」を増やすことができたらどうでしょう?
圧縮されにくい日常を意識的に作り出すことで、時間がゆっくりと流れるように感じられるかもしれない。そう思い、僕が実践している方法を3つご紹介します。
日々を「異質」にする3つの工夫
① 通勤ルートを変えてみる
いつもの道や電車を少しだけ変えるだけで、見える景色は大きく変わります。途中下車して違うカフェに入ったり、たまには遠回りしてみたりすることで、新鮮な体験が得られます。
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② 道端や周りの風景に注目する
歩きながら、足元の草花に目を向けたり、街中の広告を分析してみたり。普段なら気にしないような細かな部分に目を向けるだけで、世界が少しずつ違って見えてきます。他人の服装や表情を観察するのもおすすめです。
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③ 発見を日記に書き留める
その日見たものや感じたことを、ノートや日記アプリに記録してみてください。ちょっとしたメモでもOKです。書くことで、体験がより鮮明に記憶に残るようになります。これが後々のアイデアの種になることも多いです。
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主体的に生きるための小さな習慣
この3つの工夫を続けていると、日々の繰り返しがどんどん「別物」になっていきます。体験を「圧縮されるもの」ではなく「記憶に刻まれるもの」として捉え直すことで、人生が少しだけ豊かに、そして主体的に感じられるようになりました。
「時間が早く感じるのは当たり前」と諦めずに、小さな工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか?それが、1日1日の時間をじっくり味わう第一歩になるかもしれません。