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スピーカーのインピーダンス①
自作界隈でもなければスピーカーのインピーダンスなど気にして買わないだろう
昔 スピーカーのインピーダンスは8Ωか16Ωだった 今は4Ωが主流だ
かつてはフォステクスのFEシリーズなどは
8Ω 16Ωがラインアップされていてマトリクススピーカーのような特殊な配線にも対応できたが もちろんインピーダンスで音は違う
なぜ市販品は4Ωになったか
販売店の影響が大きい
昔はオーディオの置き方やケーブルに無頓着でアンプやスピーカーは積み重ねられて電源はリアパネルのACアウトレットで数珠繋ぎされ スイッチで各々切り替えて試聴できた
その方が店員が楽だからだ
切り替えたときにデカい音が出る方が好まれた
結果 手軽にデカい音が出る4Ωが良しとなり能率の低い小型スピーカーから変わっていった
アンプも対応せざるを得なくなる
最初はリアパネルにインピーダンス切り替えスイッチが設けられ4Ωスピーカーを使う時に出力制限がかかるように対応
例えば4Ωでも8Ωでも100Wだ
一部のわかっているマニアは8Ωスピーカーでもアンプを4Ωに切り替えて使ったりした
MCカートリッジをMMポジションで使うテクニックのようなものだ
やがてコストダウンのため4Ω重視となり
4Ω 150W 8Ω 100Wなどになる
8Ω 100Wのアンプと4Ω 100Wのアンプ
音は同じでは無い
アンプから見るとダンピングファクターが変わる
その点だけ見ればスピーカー16Ωのほうが有利だ 逆にアンプをBTLにするとダンピングファクターは半分になる
スピーカーのインピーダンスは4Ωでは止まらなかった
つづく