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消えた規格②MDたち

CDは他にも派生規格がたくさんあるが一旦置く

MDはCDと異なりソニー単独で開発
フィリップスのDCCとライバル扱いされたが異なるものだ DCCはカセットテープとの互換性が売りだったが それ故に大きさも同じ
DCC連合の松下パナソニックもMDを発売し勝負ついたが
なぜかCD-RによるCDコピーがOKになり?廃れてしまう
当初最大録音時間80分 モノラルは160分

ソニーらしく?派生規格が沢山ある

Wikipedia参照

音楽用MDには再生専用MDと録音用MD、ハイブリッドMDの3種類が規定されている

MDclip
MDclipはMDの予備データ領域に静止画像(JPEG)とテキスト情報を記録できる音楽用MDの拡張規格であり、1999年6月21日に発売された『MDS-DL1』に導入された

MDLP
MDLP(MiniDisc Long-Play) は録音時間の延長を求めるユーザーの要望に応えるため、2000年7月18日に発表され 同年9月以降に発売された製品に導入された、従来の音楽MD規格に2倍、4倍の長時間録音モードを追加する上位規格である。

Net MD
Net MDは2001年6月27日にソニーによって発表されたMD機器・PC間の音楽転送規格

MD DATA
MDに音楽以外のデータを記録させるニーズに応えるため、1993年に発表された
非公式ではあるが音楽用MDをMDデータドライブにてフォーマットすることでMD DATAとして使用可能となる。

MD DATA2
1996年12月16日、容量を650 MBに大容量化し転送速度を9.4 Mbpsに高速化したMD DATA2として発表された

Hi-MD(ハイエムディー)
高音質化や長時間録音、PCとの親和性向上など多岐に渡る拡張がなされた規格。2004年(平成16年)1月8日、ソニーによって発表された
従来のディスクはHi-MD用に初期化することで、以前の約2倍の容量で利用できる

Hi-MD PHOTO
Hi-MD PHOTOは、2005年春のHi-MD規格拡張の際に発表された画像記録用規格

特にHi-MDはCDを劣化コピーするために圧縮記録するというMDのレゾンデートルを破壊
非圧縮コピーを可能にし大容量化も果たす

ソニー単独で規格策定し押し進めたMD録再機はスマホの半分ほどにまで小型化
シャープとの世界最小競争を繰り広げる
挙句 ソニーで最小 宇宙最小など過熱
そのおかげで?特に日本ではカセットテープを抜き普及したが 冒頭に述べたようにCD-Rに駆逐された
日本人はコピーを愛するコレクターなのだ

記憶媒体として生き残るかと思ったが
1GBが10万円もしたメモリーの激しい価格下落で叶わず
今やUSBメモリーもSDカードも かつてのMDのようにダイソーで売っている

しかし諦めないソニーはゲーム機PSPのメディアとしてUMDで復活したのは別な話


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