オラソニックは何故無くなったのか①
オラソニックは
2010年 東和電子が開発したUSBアクティブスピーカー「TW-S7」が始まり
2013年
CDジャケットサイズの「NANOCOMPO」をリリース CDプレーヤーやプリメインアンプ ヘッドホンアンプなどをラインナップ
「オーディオの常識に真っ向から挑戦する」と宣言
CDでオーディオの覇権を握ったソニーだったが今の業務形態に向けてハードからソフトへ転換中
見事に功を奏し過去最高利益を更新し続ける
利益をもとにリストラも継続的に続行
オーディオからほぼ撤退したソニーから離脱した技術者がオーディオ界に散る
そのひとつが 東和電子
最初の卵型スピーカーやナノコンポのデザインにソニー臭が強烈に漂う
旧来のオーディオのサイズはシスコン(死語?)もハイエンドコンポも
幅は43cm前後 なぜか各社微妙に異なる
42cmのメーカーのデザインは44cmのメーカーに比べてズングリむっくりしていた
ソニーは中庸の43cmだった
この幅はアナログプレーヤーで決まったものだ
一時期 書斎用?のコンサイズコンポやマイクロコンポなど 高くて小さいコンポが流行りそうで流行らなかったがアナログプレーヤーとカセットがソースの中心だったので無理があった
閑話休題
ナノコンポはアナログレコードを切り捨て
CDジャケットサイズで登場 なぜかスピーカーはラインアップしない
「なんとかサイズ」もソニーぽい
CDジャケットサイズでありながら 最初はCDプレーヤーは無くハイレゾUSBDAC付きデジタルアンプという当時は目新しい構成で登場
CDはローレゾなのだ
ソースはパソコンをスピーカーは大型高級機を使わせる衝撃的なデビュー
約7万円のアンプで30万円の他社アンプに挑戦
デカいアンプに縦置きもできる白い小型筐体で戦う
SPDIFも備えるがSPDIFはもともとCD用だ
96/24までは通るようだが それ以上はUSBかHDMIかLANしかない
SACD用のデジタル出力は規格化されなかった
CDのようなデジタルコピーを避けた?
ともあれ売りの小型サイズの影響を受けたのがパワーだ 付属のACアダプターも小型低電圧
独自回路により弱音時にコンデンサーにチャージする方式の為 大容量のコンデンサーを詰め込むために低電圧大容量の物を採用したのだろう
小型スピーカーをラインアップしないのも 大型高能率スピーカーを使う前提だろう
つづく