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セパレートアンプってなんだ?②
プリメインアンプに必ずあったプリアウトとメインイン
暗黙の了解?で入出力は1V
ライン系は150mV
MMは2mV
MCは0.2mV
などということはナウいヤングは知らなくて良いのだが
CDプレーヤーが掟破りで5Vくらい出すものもありCD発売前のアンプはクリップしてしまう場合があるのは知っていた方が良い
優秀な設計者は充分なマージンをとるから大丈夫なのだが
何故CDだけ出力がデカいのかは詳しくは書かないがカタログスペックの為だ
閑話休題
メインアンプの入力感度は1Vだったのでプリアンプを通さないとフルパワーが出なかったのだが
CDは1V以上出るのでゲイン的にはプリアンプ不要 ボリュームさえあれば良い
CDにはリモコンがあるのでボリューム付きCDプレーヤーはメインアンプと直結できるしボリュームもリモコンで変えられる
メインアンプもボリュームや入力切替を持つ物も出た
CDだけ聴くならフォノイコは不要
ますますプリアンプの影が薄くなる
長岡鉄男氏もプリアンプでは無くボリュームボックスを使った時期もある
回転ボリュームでは無く固定アッテネーターをスイッチで切り替えるマニアック仕様
プリメインアンプもプリアンプを持たずパワーアンプだけにゲインを持たせるようになる
これによりプリアウト メインイン端子が無くなる
CD全盛になるとフォノイコのMCもMMのNFBを減らして対応する物も一般的になる
NFBが多いのは悪という流行に乗り?受け入れられる
プリアンプの影が薄くなるとともにプリメインアンプが高額化
セパレートアンプとプリメインアンプの差別化が難しくなる
最近のマランツはプリメインアンプのパワーアンプをデジタル化 電源もスイッチング電源として小型化 むしろプリアンプのスペースを拡大
アキュフェーズは比較的安価なセパレートアンプと高価なプリメインアンプを併売