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SONY CDP-MS1

たぶん誰も覚えてないソニーのCDプレーヤー
翌年にSACDプレーヤー SCD-1が出るので注目されなかったが筆者は衝撃を受け記憶に焼き付いている

DSPイコライザー搭載で音量やf特を自由に変えられて しかもその結果をデジタル出力もできる
さらに驚くべきことに 調整した値をディスク毎に記憶する

¥220,000 1998年発売

https://www.sony.com/ja/SonyInfo/News/Press/199810/98-107/

一度調整すれば次回はその音で再生される
こんなのソニーしか出せないだろう

なぜかマニアはトーンコントロールを使わない(使えない)
昔はスピーカーにもアッテネーターが付いており各自で調整して使った

筆者は積極的に使う派だ TVの音も徹底的に調整している
CDは一枚ずつ音が違う レーベルでも違うので調整する
聴きたいのは音ではなく、音楽だ。

以前 音を聴くためのリファレンスにしていて何千回と聴いたCDのTOC部分が剝がれてしまい なかなか音が出なくなった
実際に聴くのは3秒くらいなので時間が無駄だ しかたなく同じものを新しく買ったら音が違う 洗ったり茹でたりしたが駄目だったので このプレーヤーが出た時 判ってる人もいるもんだと思った

なぜかトーンコンは悪ということになってNFBと同様これ幸いとメーカーはトーンコンに力を入れなくなった 各社ダイレクトとかデフィートとか名付けたスイッチをわざわざつけて接点を増やした コストダウンのためトーンコンを外したものもある 無駄な接点が無くなり音が良くなる
サンスイの黄金時代のAU-D707などはトーンコンを使った方がいい音で聞ける場合も多いだろう
サンスイは607 707 907を毎回同時に出したが 607は売らなくてはいけないし907は評論家受けしなくてはいけないので 自由な707が筆者は一番よいと思ったのは別の話

最近話題の中華アンプにはトーンコン付きの物が多い

いい音が聴きたいのか いい音で聞きたいのか

雑誌のベストバイの結果はナウいヤングにはベストではない





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