
40年前のオーディオ
以前MDR-CD900の記事を書いたが
約40年前 1985年の作品だ
その頃パソコンはガラパゴスPC-98時代
テレビはブラウン管で29インチが大画面だった
ビデオはベータとVHSが争い LDもまだVHDと競い ゲームはファミコンがセガやMSXと競っていた あの壮大な争いはなんだったのか今は全て消え去った
一方オーディオは先のMDR-CD900
DENON DL-103
FOSTEX FE-103 FE-203
など今でも通用するどころか値上げはされたもののDL-103は現役モデルだ
当時16000円の最廉価MCカートリッジ
FM放送のレコード再生に使われたプロ用でもある
FOSTEXのユニットも値上げされながらモデルチェンジされ残っている
ローテクのヘッドフォン スピーカー カートリッジは息が長い
CDはやっとコストダウンが完了しラジカセやミニコンに搭載され一般人に爆発的に普及した
ソニーの初号機はミニコンサイズだったのは先見の明がありすぎる
特に日本はバブル期に突入
リア充はスキー 海外旅行 サーフィン 車に金を使いまくる
旅行のお供はウォークマンだ
お気に入りの曲をテープに詰め込むためTSUTAYAでCDを借りてミニコンで編集
そうウォークマンは再生専用なのだ
ベビーブーム世代は30代と10〜20代でお客は大量 最盛期は年間270万人も生まれた世代 いまや60万人になりそうなので同級生が4倍いたわけだ 東大やプロ野球の定員は変わらないので年々質が落ちるのは仕方ない? 野球は大谷人気もあるが日本よりMLBのほうが面白い 今年は日本シリーズとワールドシリーズの日程が被ったのも何かの運命だろう 購入者が1/4になるのでオーディオの売り上げも下がるわけだ
若者がオーディオ買わないのではなく若者の数が圧倒的に少ないのだ
閑話休題
カセットはDCCに移行できずにオーディオ界からは去って本来のメモ用として使われている
より後発のMD DCC DATは短命に終わる中 CDは第一線でオーディオの主役を守り続けている 大成功の規格だ
SACDはまだあるが DVD-A MD DCC DATは消滅 皮肉にもアナログレコード カセットテープは残っている
カセットもCDもフィリップスの規格だ
DCCではソニーのMDと分かれたがCDは共同開発 世界を変えいまだに愛用されている
アンプはバブル期前に何かの間違いで生まれたNEC A-10を筆頭に598戦争や798戦争を勝ち残った物量投入モデルは今でも通用するどころか
今では作れない
良い時代だった