気付けてよかった

 長女が軽度知的障害の診断を受けたのは、小学2年生の夏休みでした。

 長女の診断には変遷があります。
3歳「発達は遅めだが障害ではない」
4歳「グレーゾーン」
小学2年生「軽度知的障害」
小学6年生「軽度知的障害」

 小学生の時に2回診断を受けているのは、小学2年生の診断が出た時に療育手帳を取らなかったため、取ると決めた小学6年生で再度診断を受ける必要があったのです。

  最初の「障害がない」という診断には、逆に不安になりました。

 「障害がないなら、この違和感と育てにくさは何なの」と思っていました。そのことを夫に話すと「障害がないならそれでいいだろ。長女を障害者にしたいのか」と怒られました。

 それでも胸騒ぎは治まらず、別の医療機関で診断してもらうと「グレーゾーンのお子さんです」と言われました。療育施設を併設していたので、言語療法と感覚統合療法を受けられることになりました。

 もし、最初の診断を鵜呑みにしてしまっていたら、療育を受けられる時期を逃してしまったでしょう。

 療育を受けて、グレーゾーンから軽度知的障害の診断に変わったのなら、療育は効果がなかったのでは?と思われるかもしれません 。

 ただ、2次障害が出ず、無事就労でき、今も知識が増えているところを見ると、療育の成果だと思わずにはいられません。

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