それって家庭で指導することです〜SNSトラブルへの常識〜
現代の生徒指導で避けては通れないSNSトラブル。
私は1番嫌いです。
そんな生徒指導から解放されるための実践理論を教えます。
1.【結論】
「SNSトラブルは家庭の責任」
これです。これが全てです。
この思考が基本になります。
こんな当たり前のことに気づいている人が少ない、または気づいていても何もできない人が大半です。
SNSトラブルも学校で解決する。そうですよね?
これが非常識なんです。この認識を変えていきましょうというお話です。
2.【理由】
では、その理由について説明します。
SNSトラブルの大半はスマホが原因です。
LINEやインスタでのトラブルが大部分を占めます。
そのスマホを買い与えたのは誰ですか。
親です。
つまり、「全責任は親にある」ということになります。
買って使わせてる人に責任がある。
こんな超常識的なことを忘れてしまっている人だらけなんですね。
親も先生も含めてです。
だって、みんなこの常識持ってたら学校で話を聞くなんてありえないですから。
休みの日に友達の家に行って何かトラブルがあれば親同士で解決しませんか?
そんな当たり前のこと、なぜわからない人が多いんですかって話です。
あくまでも家庭でのことです。
私は自分のプライベートのことを上司にとやかく言われるなんて絶対に嫌です。
子どもだって同じです。プライベートでのことを担任に指導されるなんて嫌ですよ。
知られたくないことだってあります。
そんな常識的なことを忘れて「SNSトラブルを生徒指導してます」感出してくる人、本当に迷惑です。
「あなたのせいでやらなくていいことまでやらなきゃいけないんですけど」
って思ってます。みなさんも思ってください。
そうは言っても指導しろと言われたらしなければいけないのが現状です。
その現状の中でどう指導していけばいいか具体的にお話をしていきます。
3.【実践例】
①解決の手助けをする
不本意ですが、相談されてしまったら解決のために動かなければいけないです。
SNSトラブルは家でやってくださいと宣言して実践している学校は稀です。私が働いてきた学校も全てそうです。
本当にやりたくないと思ってますが、仕方なくやってます。
まずは、当事者全員から話を聞き、事実確認をします。
話のズレがないように正確に話を聞きます。
聞き取りを曖昧にすると後で拗れやすくなるので、注意深く聞き取ります。
個別で事実確認→個別で事実の付き合わせ→個別で付き合わせた内容の確認→当事者を集めて事実の突き合わせ
これを基本の流れとしています。
事実が確認でき、謝罪が必要と判断されれば謝罪の場を設けます。
今後同じことを繰り返さないという約束をします。
放課後家庭連絡をします。
状況がひどい時には、家庭訪問をし、スマホの中身を確認します。
保護者から「直接謝罪をしたいから連絡先を知りたい」をお願いされれば連絡先を教えていいか確認してから、連絡を取ってもらいます。
②今後の約束をする
今後同じようなことが起こらないように、まずは子ども同士で約束します。
SNSの危険性や犯罪者側になってしまうリスクを教え、正しい使い方ができるように指導します。
そして、保護者にも同じような内容を伝えます。
ここで、私が必ずし話していることです。
「保護者の方が管理してください。できない場合は使わせないでください。学校で使っているものではないので、指導といっても話を聞くだけしかできません。」
必ず伝えています。
これに対して反発されることもよくあります。
でも絶対引きません。
ここで引いたら何もできないことを無責任に引き受けることになってしまうので、できません。
引かない親には
「私が管理していいなら、中身を見て正しい使い方をしてないとわかった瞬間使用禁止にします。」
と伝えます。
「あくまでもおうちの人が管理してください。できないなら持たせないでください。」
これを最後に言って釘を刺します。
納得しようがしなかろうが、これは事実なんです。
ですから、そういう意識付けを保護者にします。
生徒にも
「学校に相談しないと解決できないなら使うな」
と伝えます。
この感覚がどの学校でも当たり前になる日を待ち望んでいます。
繰り返しになりますが、
「SNSトラブルは家庭の責任」
全てはこれにつきます。
親に責任の自覚を芽生えさせれば他の生徒指導も理解が進みます。
これは私が経験したことです。
間違いありませんので、ぜひ実践してください。
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