島行き

漠然と「良い国、日本」に住む、ちょっとだけ不満のある一般人。日本は島国だと思い出す地域に生息

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漠然と「良い国、日本」に住む、ちょっとだけ不満のある一般人。日本は島国だと思い出す地域に生息

最近の記事

日米中ネットアセスメント再考

高橋杉雄『現代戦略論』(並木書房、2023年)を購読した。 日本、米国、中国の比較優位・比較劣位を、大戦略、地理的要因、政治的・社会的要因、各軍事力に着目して評価し、非対称性を導き出すことは有用であろうが、一元的な意見のみで分析することは、筆者の恣意的な(それが仮に意図せざるものであったとしても)意見誘導を招く可能性がある。より多くの意見を取り入れることがさらなる分析の深化につながるであろう。 第1の大戦略レベルについて 現状変更を目的とする中国に対し、日米は現状維持を目的

    • 日本の車窓から

      季節変わりゆく10月に、当月2度目の出張を命じられる。 関東から九州まで、 夢の特急で。 人にとって最も尊いものは「時間」だと本に書いてあった。 このご時世にわざわざ出張を命じ、 時間はかかるけれども安上がりな(これも不確実)鉄路を使わせ、 膨大な成人男性の時間を浪費する。 こんな社会を許していいものか。