肺のCTスキャン
最近、ちょっと咳が出ているような気がする。
ドクターに伝えても、『え?いつから?』と言われたけど、
最近としか答えられない。
曜日感覚もすでに薄れてきている私たち。
とにかくできることはやりたいので、肺のCTスキャンができるか頼んだ。
ドクターは、『やりたかったらやってもいいけど』とあまり気が乗らない感じ。まぁ、生検すればわかるからという意味なのかもしれないけど。
でももう一人のドクターはやったほうがいいとのことだったので、プッシュして正解だった。
正解というか、ストレス下の患者・家族のわがままではなく、正当な行動だったということ。
予約を取り、後日検査に向かった。
造影剤を使うスキャン。この一か月は何度も針刺されて、旦那ももう参っている様子。
私はCT撮影中は廊下で待っていた。
検査技師さんがCTスキャン後の画像を見ているところが廊下の窓から見えてしまった。
白くて、小さいものが、沢山肺にあった。
スキャン画像についてはど素人な私でも、正常ではないことはすぐわかった。
旦那は、スキャンが終わるとすぐにその検査技師さんに『(結果は)どうですか?』と聞く。通常、検査技師さんからドクターに画像が行き、そこで結果が出るため、検査技師さんは画像について何もコメントできない。それを承知した上で、彼は聞いた。
『きっと大丈夫だろう』
と言葉を濁す検査技師さん。
検査前は、『子供はいるの?』とか、自分の子供の話とかしてたのに、一気に言葉が減ってるし。
大丈夫だなんて・・・もうちょっとうまく言ってよ。
結果が怖い。
でも旦那は何も見ていないし、私もど素人なので、何もないことを願う。
旦那には何も言えない。
どうしてドクターは初めからCTやってくれなかったんだろう。
私たちがプッシュしなかったらどうなってたんだろう?
結果が来るまで、私はまた気分が塞がった。