放射線治療
※日記が残っていないので、過去の記憶を綴っています。
旦那ちゃんは抗がん剤が8クール終わり、次は放射線治療に入りました。
若くて体力もあったため、抗がん剤はかなり高容量。そしてステージ4だったので、さらに放射線で叩きます。
放射線治療は毎日。
初日は治療時に体や顔を動かないようにするための模型を作ったみたいです。本人は石膏?を塗った時が気持ちよかったみたいで、『エステみたいだった』と言っていました(笑)
ナースさん達も声をずっとかけてくれて励ましてくれるようで、本人は安心していました。病院で皆さんにしっかりケアしてもらっているので、私も安心です。
時間がかかったのは初日のみ。模型成型と、照射部位の微調整をするので時間がかかります。それさえできれば、毎回15分ほどの照射で実際の治療は終了だそうです。
ロックダウンなのでもちろん付き添いはできず、私は事後報告を聞くだけです。
彼は、私が経験したことのないことを今沢山経験しているんだな。
頑張っているんだな。
写真を見せてもらいましたが設備も立派で、放射線を受けるお部屋の天井には空の絵が描いてあり、とても明るい雰囲気でした。
オーストラリアのトップクラスのがん専門病院で、しかも家から近いところで治療をうけられること、本当に有難いです。
しかも、すべて公立病院なので抗がん剤から放射線治療まですべて無料。今まで私は、薬剤師の一面からしか医療を見ていませんでしたが、初めてこの国での医療のすばらしさを感じました。
放射線が当たる部位はやけどのようになるので、皮膚がただれたり、気道が焼けて食物が呑み込めないこともあるそうです。放射線が始まると同時に、局所麻酔のシロップが処方されました。
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