大人に捧ぐ絵本「ビロードのうさぎ」酒井駒子さんの絵で泣ける
大人になってから、つい読み返したくなる絵本はないですか?
幼児用ながらに、大切な事がぎゅっと詰まった絵本もありますよね。
私は、幼い頃から絵本が大好きでした。
一度は聞いた事のある「ぐりとぐら」もそうですが、怖い絵本も好きでした(笑)
私は無類のホラー好きで、その話はまたいつかどこかで出来たらと思いますが、おそらく幼少期からホラー系の絵本を読んでいたのが原因かもしれません。
それほど、子供の頃から見聞きしたものって影響があるんだなと思います。
とまぁ、話はそれましたが・・・
大人になってから「ビロードのうさぎ」という絵本に出会いました。
私が28歳の誕生日に友人がくれたものです。
あれからもう10年以上の時が経ちましたが、今だに時々ページをめくりたくなる、美しい物語。
内容につては、ネタバレになるのでお伝えしませんが、まぁ簡単にざっくり適当な事を言えば・・・
トイストーリーの一部のような感じだと、適当なことを言っておきます(笑)
まぁ、内容もさることながら、そこに描かれている絵がなんとも儚く美しい。
絵を担当しているのは、東京芸術大学美術学部を卒業された「酒井駒子」さんという方です。
数々のショーを受賞している、絵本界では超有名な方らしいのですが、私はこのビロードのうさぎに出会うまで知りませんでした。
心に刺さる曲や、絵、詩、映画などは、いつどこで出会うか分かりません。
それに出会えた事だけで、私はものすごく運がいいなぁ~と思うんですよね。
ましてや、「絵本というのはなかなかレアな方ではないのか?」
と、個人的には思っていて、これはかなり運がいいと思うわけです。
大人になってから出会えた「絵本」といのは、時々沈む心を救い上げてくれることがあります。
絵本の何が良いかと言えば、
絵本はパラパラっとめくるだけでも内容が理解しやすく、とてもハードルが低い
文字が苦手な方でも、スッと読める
そんな一冊に出会えて本当に嬉しい。
そして、大好きなこの絵本は、何がこんなに私の心を離さないのか?
少し考えたのですが、
忘れかけた何かをもう一度思い出させてくれる、ストーリーはもちろんありますが、酒井駒子さんの絵が見事にマッチしていて、これは酒井駒子さんじゃないと、この物語のいいところが全部出なかったのではないかと思います。
作品の奥深さを見事に絵に表しているんだなと、改めて感じたわけです。
いや、ほんまに才能ってやつです。
子供にも、そして、かつて子供だった大人のあなたにも送りたい(そんなフレーズがありましたよね笑)
ビロードのうさぎをぜひ読んでみてください。
読み終わったあと、絵本をギュッと抱きしめたくなる、そんな絵本です。
もし、大切な一冊になればこんな嬉しいことはありません。