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asanoshizuku
私はいつ読まれるのか
ベッドのサイドテーブルにただただ積まれた
数冊にもなる小説たち
寝る前に横目で積まれた本たちを見ながら
読んであげたいのは山々なのだけど…と
言い訳じみたことを考えながら
読まれないまま積まれてもう1年が経つ
面白そうだと直感で手に取った本
毎回買っている好きな著書の本
帯に惹かれて買ってしまった本
そんなふうに愛着はあるのだから
別に読みたくないわけじゃないのに
それでも読み進められないのは
自分の精神が不安定なんだろうなと思っている
小学生から高校生まであんなにも
毎日のように読めていた本が読めなくなった
読み始めたら最後まで読んでしまうし
長々と感想も書いてしまう
それなのに手が進まない
今年こそはこの積まれた本たちを
開いてあげたい
読んであげたいし
読ませてもらいたい
素敵な世界へ連れてってくれる
素敵な存在だから
今年こそ誓う
私はいつ読まれるのかなと不安に思う
本を待たせることなく迎えに行くことを