11/17 上尾ハーフ 振り返り


11/17(日)、上尾シティハーフマラソンが開催されました。箱根駅伝に向けてのアピールの場ともなるこのレースですが、日大からは14名の選手が出場。スタート時は日差しや強風もなく、良い気象条件だったものの、レース中盤以降は強烈な日差しの影響により、体感温度が大きく上昇するレースになりました。私も現地観戦をしていましたが、あまりにも暑かったので、選手のフィニッシュ後はすぐに上尾駅へと向かってしまいました笑。さて、前置きはこのくらいにして、そんな気象条件の中で行われた上尾ハーフの結果を1人ずつ簡単に振り返っていきたいと思います。


49位 長谷川豊樹② 63:52 PB
14:51-29:53(15:02)-45:11(15:18)-60:37(15:26)-63:52(3:15)

序盤の10kmを29分台で入ると、その後も極端にペースを落とす事なく、63:52でチームトップのフィニッシュ。自己ベストをちょうど2分更新するナイスランでした。近2走はスピードレースに苦しんでいた印象でしたが、スピード面も着実に強化が進んでいますね。箱根はメンバー入りは勿論、10区辺りでの出場も大いに考えられそうです。

57位 菅原広希③ 63:59 PB
14:49-29:49(15:00)-45:13(15:24)-60:41(15:28)-63:59(3:18)

10km通過まではチームトップ。その後は長谷川選手に先行されるも、大きくは引き離されずに63分台をマーク。秋に入り、レースへの出場がなく心配していましたが、その心配が杞憂に終わるナイスランでした。全中800mを制すなどスピードに長けているランナーなので、箱根6区(下り)に適性があるようだと非常に面白いですね。

79位 小路翔琉③ 64:30 PB
15:19-30:25(15:06)-45:39(15:14)-61:08(15:29)-64:30(3:22)

3月の学生ハーフ同様、前半はそれほど突っ込みませんでしたが、5-15km間で素晴らしいラップタイムを刻み、気づけばチーム3番手に浮上。タイムも自己ベストを約1分更新する上々の走りでした。安定感が課題の選手で、次走が非常に大事になってきますが、箱根16人入りも十分に目指していける走りだったと思います。

106位 橋本櫂知① 65:08 PB
15:13-30:39(15:26)-46:14(15:35)-61:47(15:33)-65:08(3:21)

良い意味で目立つラップがなく、現状の自分の力を出し切った良いレースだったと思います。先月出場した鶴ヶ城ハーフの経験も活きたでしょうか。入学から今まで、崩れるレースがなく、今回の結果からも箱根16人入りの可能性もありそうですが、来年の全日本予選では確実にメンバー争いに絡んでくるでしょう。

140位 齋藤健人① 66:04 初
15:09-30:36(15:27)-46:29(15:53)-62:34(16:05)-66:04(3:30)

前半からチーム4.5番手につける積極的な走りを見せ、終盤苦しみながらも最後までチーム5番手を死守しました。課題も見えましたが、入学後の10000m2戦は共に32分台という結果だったので、復調のきっかけを掴む事ができたのではないでしょうか。来年は駅伝メンバーに絡むような活躍を期待したいです。

150位 森翔哉① 66:21 初
15:15-30:37(15:22)-46:46(16:09)-62:56(16:10)-66:21(3:25)

10kmまでは良いペースを刻めていましたが、10km以降はペースが大きく落ちてしまう走りになりました。とはいえ暑い中、初ハーフで66分半を切ったのは一つの収穫でしょう。スピードランナーという事もあり、距離対応には若干苦労しているかもしれませんが、少しずつでもハーフの距離に対応できると良いですね。

155位 吉村快人① 66:25 初
15:21-30:51(15:30)-46:57(16:06)-63:02(16:05)-66:25(3:23)

森選手同様、10km以降にペースが落ちる走りになったものの、ラストの切り替えも含めて、良い粘りは見せていたと思います。大学初レースでしたが、映像を見た印象では身体も絞れていたので、練習自体はまずまず積めていたでしょうか。次走で更にレベルアップした走りを見せられるか注目です。

162位 黒川遙人① 66:31 初
15:21-31:09(15:48)-47:11(16:02)-63:07(15:56)-66:31(3:24)

10km地点ではチーム12番手でしたが、後半の失速を最小限に留め、最終的にはチーム8番手でフィニッシュ。収穫もありましたが、前期から順調に来ていたイメージなので、やや物足りなさが残る結果になったのもまた事実でしょう。現状はスピードに課題がある選手だと思うので、まずはトラックでの走りで自信を深めたいですね。

167位 吉村颯音① 66:37 初
15:12-30:42(15:30)-46:57(16:15)-63:15(16:18)-66:37(3:22)

前半はまずまずのタイムで走れていましたが、10km以降にペースが大きく落ちてしまいました。ただ、最後までフォームはしっかりしていた印象で、タイムを見る限りラストの切り替えができた点は収穫でしょう。前期に順調さを欠いていた分が後半のタイムに直結したと思うので、日々の積み重ねを大事にしたいですね。

171位 小林聖弘③ 66:40
15:21-31:00(15:39)-47:00(16:00)-63:08(16:08)-66:40(3:32)

5km毎に徐々にラップタイムを落とし、ラスト1.0975kmも3:30オーバーの苦しい走りとなってしまいました。極端に崩れる事は少ない選手ですが、もう一皮剥けないと主要大会メンバー入りは厳しいというのが現実ではあります。来年度は最上級生となりますが、何とか今年度中に飛躍のきっかけを掴んでほしいです。

232位 山室陽太② 68:01
15:39-31:24(15:45)-47:48(16:24)-64:31(16:43)-68:01(3:30)

5、10km地点では共にチーム14番手での通過。その後、急落した選手がいた為、チーム内順位こそ上がったものの、昨年と比べてもタイム・内容共に良くない結果でした。9月に復帰してから苦しい走りが3戦続いているのは心配ですが、次戦での立て直しを期待したいと思います。

256位 滝澤愛弥③ 68:42
15:21-31:12(15:51)-48:01(16:49)-65:09(17:08)-68:42(3:33)

序盤から決して速いペースではありませんでしたが、距離が進むにつれペースが落ちる苦しい走りでした。映像を見た限りでは、終盤はあまり無理をしていなかった印象も受けました。7月以降レースへの出場がなかったので、今回は故障明けで感覚を確かめながらのレースだったかもしれません。次走はしっかり結果を残したいですね。

297位 松村謙吾③ 70:19
15:09-30:48(15:39)-48:31(17:43)-66:34(18:03)-70:19(3:45)

前半からそれ程速いペースではなかったものの、中盤以降にまさかの大失速。今年初レースながら、箱根予選メンバーに入っており、期待値は高い選手でしたが…。映像で見た限り、表情に苦しさは然程感じませんでしたが、それを含めて何とも不可解な結果でした。

329位 片桐禅太② 72:08
15:00-30:35(15:35)-49:04(18:29)-67:51(18:47)-72:08(4:17)

日大勢では最も前の位置からスタートを切り、5km地点でもチーム3番手を走行していました。しかし、10kmで雲行きが怪しくなり、10-20km間は37分以上かかるまさかの走りでした。アクシデントだった事は間違いないので、練習で強さを証明できれば、箱根16人入りの可能性もまだ僅かに残されていると思います。


〜上尾ハーフを終えて〜

63分台をマークした長谷川選手、菅原選手はただただ素晴らしいの一言でした。タイムも勿論ですが、それ以上に私は順位を評価したいですね。昨年チームトップの山中選手は66位でしたが、その順位を両選手ともが上回る走りでした。長谷川選手はロードの安定感、菅原選手は抜群のスピードとそれぞれ武器もありますし、箱根出場の可能性も十分にありそうです。チーム3番手に入った小路選手は個人的には1番のサプライズ。好調だった1年時冬以降なかなか浮上のきっかけを掴めずにいましたが、今回をそのきっかけにしたいところ。その小路選手と、持ち味の安定感でチーム4番手に食い込んだルーキーの橋本選手、明らかなアクシデントだった片桐選手までは箱根16人入りの可能性がありそうでしょうか。また、橋本選手以降はルーキーが連なって66分台をマークしました。来年の箱根16人入りは流石に難しいかもしれませんが、今回好走した小路選手や、チームの主力である冨田選手もハーフは1年時の上尾で66分台からのスタートでした。無限の可能性を秘めるルーキー達の今後の活躍にも注目したいです。




・おまけ
箱根16人はどうなる⁉︎

確実→安藤④ 大仲③ 鈴木③ 冨田③ 山口月③ シャドラック② 高田②

濃厚→大橋④ 岡田④ 菅原③ 長谷川② 山口彰② 山口聡② 長澤①

微妙→小路③ 中澤③ 天野② 片桐② 橋本① 花輪①

(あくまで主観です)

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