9/19 日本インカレ男子10000m 振り返り
一昨日、日本インカレの男子10000m決勝が行われました。日大からはエースのシャドラックキップケメイ選手が出場。資格記録トップで優勝候補の筆頭という立場で迎えたレースになりましたが、そのレースを簡単に振り返りたいと思います。
9/19 日本インカレ 男子10000m決勝
1着 シャドラックキップケメイ② 28:41.26
現地観戦をしていましたが、20時過ぎとは思えないほど蒸し暑く、好記録はまず狙えないコンディションでした。レースは東大院・古川選手の飛び出しもあり、最初の1000mこそ2:50のペースとなったものの、5000mの通過は14:40という超スローペースの展開になりました。シャドラック選手は押し出される形で駿河台・レマイヤン選手と先頭で並走する展開はあったものの、基本的には前に出ず、終始2〜4番手で勝負所を窺っていました。6000m過ぎに先頭が3人に絞られてからも終始3番手を走っていましたが、残り300mで遂に先頭に立つと、最後の直線は圧倒的なスピードを見せ、2位のレマイヤン選手に2秒差をつけて見事に優勝。悲願の初タイトル獲得となりました。スローすぎたのでレースの評価自体は難しいですが、勝つべきレースでしっかり勝ち切れたことは、2年連続個人トップを狙う箱根予選に向けて一つの収穫だったと思います。